社長の独り言

中小企業の社長のイメージは「我儘」「暴君」「一人よがり」「独断専行」なんて言葉が先行する。

でも本当は・・・・・・


ある建設業者者の予算会議でのこと。

なかなか予算の合わない大型案件、

採算をどうやって合わせようかと四苦八苦。

社長以下、経営幹部はいろいろな試みをして頭に汗をかいている。


その中にあって最も古参の工事部長、

久しぶりの大型受注にかこつけて余分な買い物をしたいという。

みればしっかり予算計上し、かつ業者見積もりまで用意している。

でもその買い物「本当にこの案件に必要なの」という問いには明確な回答はない。


今は一円でも収益改善を図りたいその会社、

本来であれば社長が一喝「ふざけるな!!」といって片付けたいところなのだが、

なかなかそうも言ってられない。

発案者は古参の部長、従業員気分が抜けず、

人事給与の処遇リストラには大反対。

そんな人に限って仕事に甘く若手社員からは重宝がられている。


そんな時の案件会議。

数か月前に大幅なリストラを断行して社内雰囲気が悪くなっていることもあり、

社長は「一喝」をグッと堪えて成り行きを見守っていた。


暴君であればそこで「爆発」してしまうような話、

そうなりきれないのが中小企業の社長。

暴君という「芝居」では問題が片付かないときはちゃんと我慢をします。


第三者のコンサルタントとして会社を見渡せば、

本当に我儘言っているのは「従業員」、

なんてケースの方が実は多い。






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