人頭税

歴史の教科書に書いてある悪税。

現在検討されている、パートの社保加入や社会保険改革の概要をみていると、ふとそんなことを思い出す。


先日も書いたが、今や中小企業の8割が赤字である。

弊社のクライアントもほとんどが赤字であり、

その原因で最も多いのが「人件費赤字」である。

要は製品や商品の生み出す利益で、人件費が賄えないのである。

解決策として「人件費<利益」となるよう、日々現場で汗をかいているのだが・・・・

つまり「利益」を増加させるか、「人件費」を少なくするか、

あるいはその両方を同時に実行させるのだが、なかなか一朝一夕にことは運ばない。


さて、ここにきてその改革。

社保の負担増加ということは、「人件費」の増加である。

マーケットが縮小し、利益が減少する状況。

つまり、利益が拡大するという幻想は抱きにくいのが現状。

今ですら過剰人員かもしれないのに、

一人あたりの負担が増えれば結果として雇用者数で調整しなければならない。

結果リストラ???


風吹けば桶屋が儲かる。

社会保険料負担増→雇用者減少→失業手当や社会保障費増加→保険料引上げ。

これってデススパイラルなのでは?

そのうち「日本中の会社には誰も従業員のいない」ってなってしまうかも。

うーーん、ブラックジョーク。



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