事業再生の現場から

近くて遠い国

安倍政権になって、その経済政策が“アベノミクス”と囃したてられ、日本経済の先行きに対する楽観見通しが支配的となって来ました。

確かに、安倍政権に代って大規模金融緩和の圧力(対日銀)が強まった結果、日銀は物価目標(+2%)達成の責任を負う事に同意せざるを得なくなり、為替相場は円安方向に、株式相場も上昇基調に変化して来ています。

自国通貨が基軸通貨(現在はドルですね)に対して“弱く”なる事が、本来良い事なのかor悪い事なのか、私にも良く分かりませんが、実力以上の円高で輸出企業の採算が悪化し、日本からその事業拠点を海外に移転せざるを得ない流れ(雇用も海外に流失)に一定のブレーキを効かせるという面では、多くの国民の支持を得られる内容なんだと思います。

実際、本当に日本の実力が1ドル=76~78円もあるのか、誰もが懐疑的だったと思います。

トヨタやソニー、キャノンなど日本を代表する輸出企業の業績は、期中レート(2013年3月決算期想定為替レート)よりドル高・ユーロ高が進んだ事で、業績修正まではしないものの大幅拡大が見込まれ、想定利益の拡大を見込んだ投資家が、積極的に株を買っているようです。

反面、円安を困惑した表情で見ている人達も大勢います。

圧倒的な資金力とスピーディな経営判断で、あっという間に日本勢を追い越して行った韓国勢です。

IMF管理下に入って経済復興を成し遂げた高度成長を、韓国では“漢江(ハンガン)の奇跡”と呼ぶんだそうです。

韓国人は、ガッツがあるうえハングリー精神も旺盛で、世界中のありとあらゆる場所で日本勢と競争してはどんどん仕事をかっさらって行くそうですが、 そのバイタリティーや恐るべしですね。

元々彼らは、大陸から離れた島国である我が国を中華思想に倣って“東夷(とうい)”と呼び、文化レベルの劣る民族と見なしていると聞きます。

世界中で日本勢と商談でぶつかる度「何を日本人如きが…」的な敵愾心を燃やして、ビジネスに打ち込んでいるのかも知れませんね。

日本人なんか、ホントお人好しなもんです。

「和を以て尊と為す」、聖徳太子の昔から、日本人はこれですから。

その韓国産業界も、昨年秋口から15%に近づこうとするウォン高に悲鳴をあげつつあるとか。

韓国は、政治的には“近くて遠い国”ですが、経済的には“近くて強(こわ)い国”。

“韓流ブーム”なんてマスコミに踊らされず、本当の意味で“近い国”になる日は来るのでしょうかねぇ…。

あっ、いけね!

韓流ドラマのDVD、TUTAYAさんに返して来なくっちゃ♪

 

 



コメント

※コメントは承認制となっております。承認されるまで表示されませんのでご了承ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です