事業再生の現場から

株高はどこまで続く?②

日経平均株価は昨日の終値が14,285円、もう15,000円超えも視野に入ってきた感があります。

昨年秋の総選挙突入時から株価が2倍以上になった企業は20社以上もあると言うのに、「なんでそういう会社の株を持ってないのかなぁ?」と、私自身は「目利き」の無さを嘆いている日々ですが…。

安部政権の誕生と「金融の量的緩和」推進による円高是正進行で“輸出企業”の株が買い戻される一方、「金融緩和」による不動産高騰到来を予見した“土地持ち企業”の再評価、資金調達が容易になることを見越した“ノンバンク”株の高騰。

さらには株式売買の活発化による“証券会社”株の持ち直し等々、これまで材料には“事欠かない”状況が続いていました。

最近では、IPS細胞を使った臨床実験の実用化を囃し立てた“バイオ関連株”なども人気化しているようですが。

ところで、この株式相場いったい何時まで続くのでしょうか?

折しも3月決算企業の業績発表が続き、昨日はトヨタが連結営業利益18,000億円規模になった事や「スバル」ブランドの富士重工が“過去最高利益”を更新して増配を発表するなど、円安効果が決算にも反映して企業業績が改善している雰囲気を醸し出して来ました。

「夏の参議院選挙までは騰がるのではないか?」

「いやいや今年後半12月には、日経平均は16,000円に届くとみている」とか。

アナリストの見方は様々ですが、円安効果で今期業績も強気の味方が支配的な大企業に比べて、私達の身近にある中小企業の“景況感”の回復度合いが遅れているようです。

「経世済民」世を治め民を救うには“経済問題”、つまり「民が最低限食べて行く事」の道筋をつける必要がある、という解釈を私はしています。

企業会計から個人家計への所得移転を目指して「賃上げ」や「インフレ」政策に躍起となっている現政権ですが、ある程度の時間が掛るとしても、零細・中小企業経営が景気回復の実感をえられる前に“資金繰り破綻”続出と言う事の無いよう目配りをお願いしたいと思います。

 

 



コメント

  1. 山田の案山子 より:

    初めまして、初コメントします。

    株の格言に「株の事は株に聞け」とか
    「まだはもう、もうはまだ」等々上げれば限がありませんが
    そろそろ今まで痛い目を見てきた個人投資家が参入したり
    株をやったこともない人が参入したりしてきそうです
    実は私も株をチョットポケットマネーでやってます
    塩漬けの株も暫くぶりに美味しく戴きました
    長年漬け過ぎてしまったので愛着さえ湧いていましたが
    この際と思い処理いたしましてやっと回復いたしました

    最後に出てくる個人の始めてやる凍死家がいや失礼投資家でした
    そう言う個人投資家が出てくる頃が「まだ」の時期かと思います
    バブルの時終わりは国民総投資家となった時に破綻しました
    年末には恐らく18000円を超えるような大相場が来ると思います
    そして何も残らなかったと言うときを迎えるのではと思います

    出来れば年内に大相場が来ないで暫く少しずつ上がって欲しいものです
    相場はある程度まで行くと必ず過熱化します
    冷静に静かな景気回復を願っています

    • 村上 浩 より:

      山田の案山子様

       コメント有難うございます。
      自分勝手で我儘な記事ばかりの私ですが、読んでくださる方が
      どんな風に感じていただいているのか知り得ただけでも本日の
      収穫大でした。
      基本なまけ者の私を時には叱咤して貰えますと嬉しいです。

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