事業再生の現場から

迫る秋風…

どうやら先週末の雨で空気感が変わったようです。

本来、“暑さ寒さも彼岸まで”と言うのですから、そろそろ夏の暑さも収束してくれないとネ。

10月初旬は「人事異動」の季節です。

先々週辺りからはお客様と複数の銀行さんに同行すると、「実は△△が転勤でして…」とか「お世話になりましたが、私10月1日付で××に異動する事になりました!」とか、人事異動・転勤に関して色々な方からお話を伺っています。

以前にも書いた事がありますが、「人事異動」で救われる銀行員は多い筈です。

もっと言うと、転勤が無いと「やってられない」かも知れないですね(笑)

辞令一枚で本支店や出向先、或いは勉強(トレーニー)のため海外にまで転勤する銀行屋さんですが、目前の仕掛案件をそのまま後任に引き継ぎ、新鮮な気持ちで新しい職場・人間関係・仕事に取り組む事ができると言うのは、案外素敵な事だと思ってます。

まぁ、転勤先に行けば前任者からの“難解な引継事項”がヤマのように積まれてますから「アイコ」なんですけどね(笑)

先週、個人的な用があり、元職の某支店のロビーで順番待ちをしていたら、偶然知り合いに出くわしました。

私が最後にお世話になった支店で一緒だった女子行員です。

「あらぁ、次長せっかく来たんだからあがって行ってくださいよ。○○支店長は同期(入社)なんでしょ?」

有無を言わない勢いで応接室に通され、コーヒーをごちそうになっていると同期の○○が登場。

「久し振りじゃない、たまには寄って行ってくれよ」と彼。

「見つからないようにコソっと帰ろうと思ってたら××さんに見つかっちゃってさぁ。悪いね忙しいだろうに。ところでこの前異動出てたけど、○○はこの店何年になるんだ? 次は母店クラスだろっ?」

私達は昭和60年入行の51歳で、学生時代一浪してれば52歳。中には事情があって留年経験者もいますから、同期入社と言っても最年少は誕生日前が50歳から52~3歳までかなりの年齢幅があります。これはどの入行年次でも同じなので、例えば昭和59年入行組(私達の1コ先輩)で浪人や留年で2コダブってると、来年には55歳定年を迎える事になるのです。

「いやぁ、この前の異動でも希望退職者の募集があってさぁ、勿論俺なんかは子供が出来上がってないから応募できないけど、年配の代理(役席)クラスでは結構応募あったよなぁ。俺達だって、銀行に居られるのは後3年くらいのもんだよ、だから次の異動が最後になるんだろうなぁ。羨ましいよお前らが…」

明日の“米櫃”の心配をしなきゃいけない身を羨ましいだなんて…。

○○の話は続きます。

 



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