事業再生の現場から

日本国債のタブー②

昨日の続き。

仮にですが、日本国債がデフォルト(債務不履行)になった場合、私達の暮しはいったいどうなるのでしょう?

アルゼンチンのモラトリアム宣言やアジア通貨危機、近年ではギリシャを発端とした南欧の財政問題等々、国家財政を揺るがせた事例は過去に幾つもあります。

もし日本国債がデフォルトすると、長期金利が暴騰して手が付けられない状態になるでしょう。

住宅ローンを変動金利や固定金利でも比較的短期間の契約にしている利用者は、金利上昇による支払負担アップをまともに受ける事になると思います。

破綻者が続出する事になるでしょう。

事業法人にも同じ事が言えますが、その前に国債を大量に保有する国内銀行・機関投資家(生損保等)は規模の大小に関係なく経営破綻の途を歩むことになるでしょうね。

猛烈な円安となり、輸入品特に食料品や燃料等私達の生活に密着する必需品が手に入らなくなるでしょうから、戦後の「タケノコ族」ならぬ農村詣が始まるかも知れません。

人間食べなければ生きて行けませんからね。

話が前後しちゃいますが、銀行や事業法人の倒産、ローン利用者の破綻で社会的な混乱が続き、犯罪も頻発するかも知れません。

それ以前に銀行に預金した大事な資産が凍結される可能性も大です。

結構深刻なんですよね、国の信用バロメータのようなものですから国債って。

お金持ちのように「海外逃避」ができない私達は、いつ来るか分からない「その日」に怯えて暮らすよりも「明るく大きく考えて」健康に日々の生活を楽しんだ方が良いのでしょうけど。

週刊ダイヤモンドを読んで、少し考えさせられました。

 



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