事業再生の現場から

新商品開発力が企業を救う!?

お早うございます。

木枯らし1号が吹き、今朝は今季一番の冷え込みとなったところが多かったようです。

宇都宮から遠く北西に望む男体山・女峰山などの日光連山も、今朝はその美しい稜線を一段と輝かせていました。

あと1か月もすると、雪化粧が観られるかも知れません!

 

さて、昨日は珍しいものを手に入れました。

「甘くとろける焼き芋」として、TVなどで何度か紹介されている焼き芋です。

ねっとりと粘り気があって甘みが強く、「石焼きいも」のようなホクホクとした食感とは、まるで違った食べ物のようです。

なんでも収穫したサツマイモを1年以上冷蔵保存したうえで、特殊な焼き方をすると、このねっとりした食感の焼き芋が出来上がるんだとか。

私は昨日始めて食べたのですが、10時少し過ぎに売店に着いた時には、既に30人以上の人達が行列を作っていました。

私達が行列に並んだ後からも、続々とこの「焼き芋」を求めて、買い物客が行列を作って行きます。

しかも敢えて行列に並ぶくらいの客ですから、ほとんどの客が両手に目一杯の箱をぶら下げて帰って行きます。

ひとり5,000~10,000円くらいは、買って帰るのではないでしょうか?

種類にもよりますが1,000円/箱~2,000円/箱するそうですから…。

とにかくこの1~2年、TVや雑誌で取り上げられる度に顧客が殺到し、行列が続いているのだそうです。

 

並んでいた顔見知りの近所のオバさまに、「田舎にしては珍しい光景ですよね、いつからこんなに盛況なんですか?」って聞くと、

「昔ここの社長は不動産に手を出して、(会社が)“危ない”って話もあったんだけど、婿さんがこの焼き芋を開発してお店を出したら、あっと言う間に評判が立ったようだよ。お店を出すにも社長は大反対だったようだけど、婿さんが優秀なんだね、きっと。たちまち2号店、3号店ってお店を出してさぁ。宅急便で全国に宅配までできるって言うから大したもんだよね、ちょっと他の焼き芋と違うしさぁ…」

なるほど、商品開発がうまく行って、会社を立て直したという訳ね。

事業再生には、もちろんトップライン(売上)アップが必要です。

資本力の弱い中小企業が、売上をあげて業績を改善して行くには、アイディア・工夫がどうしても必要です。

サツマイモの集荷業者が、商材を使って工夫を重ね、今の盛況を生み出したのです。

私達の経営にも、なにかヒントになりそうなことが眠っている、そんな気がします。

 

 

 

 



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