事業再生の現場から

事業存続に必要なもの…信用の大切さ

お早うございます。

昨日降った雪も、どうやら幹線道路は不自由なく往来できるようになったようです。今朝の冷え込みで道路が凍結し、交通事故が多発するのではないかと心配してましたが、皆さん有事を想定して「リスク対策」をされたのだと思います。通勤途中でも事故処理の場面に出くわすことはありませんでした!みんな賢い!(^^)!

このように平穏な生活を維持して行くにも、各人・各家庭で平素から「事ある場合への対処を想定」して対策を講じておくべきなのです。

 

話は代わりますが、先週末から騒動となっている碓氷峠のバス事故と、CoCo壱番屋から食品廃棄を依頼された廃棄物処理業者による商品(?廃棄物か)の横流しについて考えてみたいと思います。

事故から数日経って、碓氷峠バス事故の背景が徐々に分かって来ました。

入社時に「大型バスの運転は経験が少なく苦手…」と言ってた年配の運転手が、深夜傾斜のキツイ峠道を運転していたそうです。バス運行会社に転職して2回実技研修を受け、4回目の乗務が今回のツアーだったとも言います。

バス運行会社では、増加するスキーツアー需要に応じるため、経験値が少ないドライバーであっても「採用」を決めたとも報道されています。

結果は、13名の若者を始め乗務員と合わせて15名の死者を出す大惨事となりました。

バス運行会社には監督官庁からの緊急監査が入ったようですが、これだけの大惨事を引き起こした結果の重大さから考えると、単なる行政指導で終わることは考えられません。今後刑事処分で経営者や管理者が罪に問われる可能性もあるでしょう。さらに多くの死傷者を出したことで、遺族や被害者からの賠償責任も問われることになると思います。

ツアーを企画した会社も同じような立場に置かれているのでしょう。少なくとも行政上の罰と、民事上の賠償責任対象になるのではないかと思われます。

 

一方の「横流し事件」です。

とんでもない不正です。

横流し商品を食べた消費者から健康被害が無い(?)としても、「廃棄物」を食べさせた行為は、消費者の怒りに火をつける結果となりました。

まだ全容解明とは行ってないようですが、こちらも周辺からは「余罪」と思しき証言が続いています。

バス会社も産廃処理会社も「目先の利益に拘り過ぎた」結果、上記のような行為になってしまったのだと思います。

その結果失ったものは、会社と経営者の「信用」でした。

両社とその関係者にとって、あまりに大きな代償となってしまいました…。

 



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