事業再生の現場から

お薦め読書・任侠シリーズ

お早うございます。

日曜日に関東も梅雨入り。

今週は曇天が続きますが、植物たちにとっては“干天の慈雨”

豊富な食べ物や四季折々の絶景等、私達が自然の恵みを享受し続けるためにも、「ジメジメの梅雨」は必要不可欠な季節であると思います。

 

さて今日は嗜好を代えて、私が皆様にお薦めしたい本を紹介します。

表紙と表題に目を惹かれ「ずーーーっと」気になっていた本を最近買いました。

「任侠書房」「任侠学園」「任侠病院」の“任侠シリーズ”3作です。

このうち「任侠書房」と「任侠学園」は2日で読み切り、残すは同シリーズ第三弾の「任侠病院」のみとなりました。

もったいないので、病院編は“じっくり”読もうと思います。

 

内容は、私達のビジネスにも多くのヒントが得られる「再生」モノです。

まず「任侠書房」ですが、倒産の瀬戸際にある「弱小出版社」が舞台になっています。

友好組織の舎弟分から「出版社」の社長(経営)を引き受けた、昔ながらの気質を維持する一本独鈷の親分(この親分がもの凄く懐が深い!!)と、「親の言う事に逆らえない」と思い詰めながら親分を補佐して実務を矢継ぎ早にこなす「代貸」。

社会から弾き飛ばされながらも、正業に憧れ、自分の得意分野で次々と「改善策」を企画・実行して行く子分達。

まさに「事業再生本」の教科書にも成り得る本だと思います。

 

次の「任侠学園」は、荒廃した高校の「立て直し」がテーマですから、これも「再生劇」を綴ったものです。

前作と同じように、債権を集めた舎弟分が「切り取り=回収」を進めるのに、「学校法人」という特殊な事業形態がネックで思うように手を進められない中、学校の価値向上のため、前述親分を筆頭にしたヤクザが「再生」に乗り出すという物語になっています。

 

物語の詳細は控えますが、両作ともとても面白いです。

基本は「人情もの」ということになろうかと思いますが、「ギョーカイ」の決まり事や、どんな時に「ギョーカイ人」が本気になるのか、はたまた「事業再生」の取り組み方など、勉強になる事が満載です。

オモシロイ本がないか、お探しの方にはお薦めです!(^^)!

 

 



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