事業再生の現場から

東昭建設の破綻⑤

お早うございます。

昨日までの梅雨空が取り払われて、今朝は太陽が戻って来ました。

週末は「暑くなる」とかで、梅雨は中休みの様相… 雨雲の間隙を縫って、今から何をしようか思案中です!(^^)!

 

昨日ブログでTDB(オンライン)ニュースで、東昭建設㈱(現・㈱エストゥ)の破産申立があったことにコメントしましたが、6/16付帝国ニュースでは、既に「債権者名簿」の一部が公開され、主だった債権者名と債権額がオープンになっていました(((^^;

どうしても「後追い」になってしまい、恐縮ですが…

 

債権者のうち最大債権者は、㈲あおぞら・リカバリィ…社で、これはあおぞら債権回収㈱(サービサー)の関連会社と思われます。サービシング目的なのか、再生目的なのか分かりませんが、金融機関等からの「融資債権」を購入したうえで、「回収の最大化」を目指している中での「倒産劇」だったのかも知れません。

あおぞら社の債権額は、40億円+αのようです。

実際の取得簿価は分かりませんので、同社がどれだけ「ロス」を被ったか分かりませんが、金融機関から債権を購入する際は「玉石混合」のバルクセールを行うことが多いので、仮に一部でロスが出ても、他債権でリカバーすることができます。

たぶん、それほど「実害」は出ていないような気がします。

 

次いで債権額の多いのは、栃木県信用保証協会で、債権額は約7億円です。

「中小企業の資金供給を円滑ならしむため」に存在する同協会は、常に中小企業の信用問題の影響を受ける立場にいます。ただし保証先企業が「破綻」して「貸倒」が発生した場合でも、「再保険」によって保証額の大半がリカバーされます。

従って同協会が「実害」として被る金額も、債権額からは相当少ないものと思われます。

 

問題は、上記2社(機関)のような「特殊な事情」というか「特殊な背景」を持たない、一般債権者にあります。

債権額3位から下位にかけては、宇都宮市や矢板市などを中心とした県北地区に地盤を持つ、まさに地元企業の名前がズラリと並んでいます。

負債総額から推し「配当原資」を均すと、配当率数%或いは「配当無」で終わってしまうかも知れません。

 

昨日もコメントしましたが、倒産前後に旧東昭建設㈱で何が起こって、新旧経営陣がどう考えて今日の結果になったのか、それを調査できるのは「管財人」弁護士しかいません。

債権者の「後押し」が、管財事件を大きく前に進めることになる、と知り合いの弁護士に教えて貰ったことがあります。

 

55億円の倒産劇の真相究明と回収の極大化…

債権者の心は、揺れ動いているのかも。

 



コメント

※コメントは承認制となっております。承認されるまで表示されませんのでご了承ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です