事業再生の現場から

既にバブルなのか、実需なのか? 不動産価格の高騰

お早うございます。

この2,3日は暖かい日が続いています。

今年は11月に雪が降り出すなど、ちょっと異常かと思われる程の速さで冬が始まりましたが、少しはぬくぬくできそうですね♪

 

一昨日でしたか、NHKクローズアップ現代の年末拡大版で、各地で広がる不動産投資と不動産価格高騰の問題を取り上げていました。

その中で紹介(取材)されていたのは、福岡県内に住む会社員のケース…

年収350万円で妻子と暮らすサラリーマンの某氏は、思い切って時価5,000万円の賃貸用アパートを2棟、全額金融機関からの借入でもって購入したと言います。

投資時期は明確でありませんが、投資後から現在までアパートの空室率が上昇した事で、ローン返済資金を手持資金で賄うリスクが増加しているため「次なる投資」を検討している、と紹介されていました。

奥さまは「こうなったら行き着く処まで行くしかないんです…」と取材に答えていましたが…

 

もう一人紹介されていたのは、都内の賃貸マンション投資経験者(女性)で、事業用投資マンションを複数ローンを借りて購入したものの、やはり空室が増えローン返済が続かなくなり投資マンションを売却、最終的に600万円と言っていましたか、借金が残ってしまい、毎月の給与から弁済中というケースでした。

「子供に借金を残す訳には行きませんから…」

女性の言葉が印象的でした。

 

日銀の超低金利政策が続き、不動産業界には「行き場を失った」資金が、どんどん流れ込んでいるようです。

東京五輪を控え、外国人による「日本買い」もまだ続くと見られています。

ただNHKに出演していたコメンテーターが「不動産投資はババ抜きと一緒だ」と言っているように、実需を宛にしない「投資」は「投機」でしかありません。

都心部でさえ貸家の空室率は増加基調になって来たとも言われています。

「老後のための安心」「働けなくなっても安定した収入」

昔なんかの標語に「気をつけよう甘い言葉と○○の罠」なんてのがあった気がしますが、不動産投資は「出口」をどうするのか、出口戦略を慎重に考えてからでないと、大けがの元になり兼ねません。

 

 

 



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