事業再生の現場から

全国の倒産件数が減少…27年振りの水準

お早うございます。

冬将軍が日本列島に居座り、猛威を奮っています。

昨日は比較的暖かいとされる広島市や四国でも降雪を記録したようです。

夏は集中豪雨にスーパー台風、暖冬かと思えば冬はドカ雪…

地球が壊れてしまわないか…心配ですね

 

東京商工リサーチによると、昨年(2017年)1年間の倒産件数は、全国で8,500件を下回り、1990年以来の低水準で終わったようです。

倒産数は8年連続の減少で、負債総額も前年対比5%の減少、昨年は上場企業の倒産は一件も無かったようです。

 

このニュースだけ見聞きすると、“中小企業の経営環境も改善しているのかなぁ”とも思いたくなりますが、私が現場で、直接経営者と会って聞いている実情とは、必ずしも一致していないニュースのように感じます。

事情はそれぞれ違うとしても、経営不振に喘ぐ中小企業が世間にはたくさんあって、それでも「倒産」という事象を免れているのは、金融機関を始めとする「外部からの資金調達」が、今のところ何とかなっているから…なのであって、明日どうなるか分からない、自分では決められない…

こんな事業者・経営者が、未だに多くいることも事実です。

 

最近では「人手不足」による、事業の継続に不安を抱える経営者が増えているような気もします。

長く景気低迷が続いたことで、中小企業の多くは社員の採用を抑制しリストラに奔走しました。

そのツケが「人材不足」からの「収益機会逸失」に繋がっているのだと思いますが、社員を集めやすい大企業と比べると、明らかに中小企業側にハンデがあり、企業が思っているような水準の労働者を確保できていないのが現状です。

 

倒産件数は減った、仕事はあるのに人手不足で仕事が受注できない…

景気の良い話のように聞こえますが、本当に世の中「景気が良くなっているのか?」こんな仕事をしている私にもサッパリ分かりません。

願わくは、業種・業態に限らず、弊社のコンサルを受けている企業さんだけ「勝ち組」に残って頂ければ(笑)などと、勝手なことを願ったりしたくなりますが…ね♪

 

 



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