事業再生の現場から

関学VS日大 場外乱闘の行方

お早うございます。

国内学生アメリカンフットボール界を代表する“西の関学”と“東の日大”が、交流戦時のラフプレーを巡って場外乱闘を続けています。

昨日5/17時点の関学(関西学院大学)関係者の記者会見では、日大に送った質問状に対する回答に“怒り心頭”の面持ちで、世間の耳目は一斉に両校の「場外乱闘」に集まった感があります。

TVで何度も流されるタックルシーンを見せられると、世間的には関学に同情が集まり、ラフプレーを指示或いは誘発するような指導を行ったののではないかと、日大側の指導者への非難に同調してしまいそうです。

 

アメフトは危険と隣り合わせのスポーツです。

選手やチーム関係者は、好プレーと怪我という「天国と悪魔」のような要素が常に身近にある緊張感を持って試合に臨んでいる筈です。

そんな危険が常に付きまとうスポーツなので、NFL(米国のプロアメフトリーグ)では「脳震盪」と診断されると、回復までの数試合出場禁止にされる等厳しいルールが定められているくらいなのです。

実際、元NFL(またはフットボール)プレーヤーで、プレー中の怪我や後遺症で、パンチドランカーのように脳に障害を持ったり体にハンデが着いたりする例は、枚挙に暇がありません。

したがって、特に危険なプレー(頭部へのタックルや襟などを引き倒すプレー、プレー後の選手に対するタックル、背後からのタックル)については、厳しいペナルティーが試合中、場合によっては試合後にも課されます。

 

そんなスポーツなのに…

日大の選手は明らかにプレーを終えた相手QB(攻撃の起点となる中心選手)に、しかも背後からタックルをかましています。

日大としての公式回答は「監督からラフプレーの指示は出ていない、選手が勝手にやった」ということらしいのですが、日大アメフト部の数人の選手からは「確かに監督から(ラフプレーの)指示があった」と、タックルした選手を擁護する声が出始めました。

 

関学側は、監督・指導者が(ラフプレーを指導せず偶発的な事態であったというなら)試合直後にも、関学ベンチやタックルを受けた選手に対して謝罪があるべきだったとも指摘しています。

まさにその通りです。

そういう行動を取っていなかったと言う事実が、「故意」に行われたプレーとの疑念を更に深めさせます。

 

大学アメフト界の名門同士の醜聞は、今や全国の人々が知る「ワイドショー」ネタになってしまいました。

さて、悪者役(にされた?)の日大が次はどう出るのか、数日目が離せない話題ですね。

 



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