@佐藤の事業再生徒然日誌

成長

辛い年月は人を成長させる。

 

彼と初めて会ったのはこの会社を起こす直前、長髪をかきあげながら話す仕草が印象的な30代前半の若者であった。

売上が思うように上がらず、銀行からの借入金が重くて行き詰まり、何か解決策を求めている親父に連れられて連れられて、いやいや付いてきた彼。

あちこちのコンサルタントに騙され、これ以上の余分な出費は願い下げたいが、折角会ったのだから何か窮状の打開策を見つけたい、彼とはそんなファーストコンタクトであった。

そんな彼との付き合いも7年、先日久し振り会い、お互いの来し方の話をした。

若いと思っていた彼も今は40歳代の立派な経営者。

事業の大幅な方向転換と新会社の設立、親父の借金の整理、震災での設備の倒壊と復旧。

様々な経験が彼を「本物の社長」に仕立て上げた。

銀行との付き合いもようやく始まり、設立当時は門前払いであった融資の申込も、今や銀行員が日参しセールスしている。

それでも借金の怖さを身にしみて知る彼、そんな銀行の態度に「世の中の不条理」を思い知ったそうだ。

 

年月と辛い経験だけが人を成長させる。

彼を見ているとその言葉が本当なのだということを思い知らされる。

 

 



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