事例とお客様の声
事例

16. 銀行融資延滞先から第二会社を活用して再生した事例

業種 生花販売店
事業規模 年商 2億円
従業員数 4名
資本金 500万円
業歴 33年

[問題点]

  • 自己資本が脆弱な中、バブル期に店舗兼住宅の設備投資を実施。店舗の老朽化と景気低迷により売上が長期低迷。
  • 社長夫妻・長男夫妻・三男が家業に従事するも、売上不振から家族収入も激減。自宅を保持し続けたい意向に対して、手許資金&将来収入が全く不足。
  • 支払能力不足により銀行融資返済が延滞がちになる一方、消費税滞納が1,000万円を超え税務署からの督促が厳しくなり店舗の土地・建物が差押、銀行返済も6か月以上滞り、担保処分による強制回収へと事態が進行することになった。
  • メイン銀行は保証協会に代弁請求すると同時に担保不動産の競売に着手。自宅喪失の危機に…。

解決までの流れ

  • 銀行融資返済が6か月以上遅れ、どうして良いか分からない状況の中、取引先の紹介で業務に着手。代表者家族と話し合った結果、自宅兼店舗と家業維持を最優先に関係者との交渉を行う方針を決定。
  • 当面の資金繰り維持のため、銀行への弁済が続けられない事情と実態をメイン銀行に報告、同時に保証協会への代弁や競売着手に反対せず、協力することを申し出る。また一旦競売申し立て後、裁判所の鑑定評価が出た時点で、代表者の親族に資金提供して貰ったうえで「任意売買」での担保物件取得の意思があることも、担当者に申し出て「検討」の約束を得る。
  • 長男を代表とする新会社を設立、生花市場との仕入条件交渉、ナショナルブランドへの参加、従業員の給与削減、税務署差押解除条件、スポンサーとの交渉と矢継ぎ早に対策を実行して行った。5か月後、裁判所の鑑定評価ができあがり、競売申立人のメイン銀行と担保物件の買取を交渉、当初見込んでいた買取価格を大幅に下回る金額での担保解除に応じて貰うことができた。
  • メイン銀行は担保処分が終わった残りの債権(融資残)を民間サービサーに売却、後日サービサーとの和解も成立した。スポンサー(親戚)名義となった店舗兼住宅は、約1年後業績回復なった第二社名義で買い戻すことに地元信金が応じてくれることとなった。
  • 元代表者夫妻(P社の連帯保証人)は、保証協会に対して年金から二人で毎月1万円ずつの弁済を継続しているが、家業の経営を息子に代替わりさせる結果となったことや当初メイン行にあった1億円を超える借金が2,000万円程度に圧縮できたことに深く感謝の気持ちを持っている。

スキーム図

事例16-スキーム図

お客様の声

P元社長

リンクスと知り合うきっかけは?

取引先の社長からの紹介です。

銀行返済が続けられなくて、このまま破産しようか、家を追い出されてしまうのでは?と精神的に追い込まれていた時期に、たまたま「こういう人達がいるよ」と紹介されて来て頂いたのが最初の出会いでした。

リンクスに依頼する決め手となったのは?

私達が不安に思っていたこと、例えばお店や自宅がこのまま行くと、どういう風になって行くのか、或いは法的に破産した場合、息子たちが商売を続けて行くことに支障があるのかないのか等々いろいろなお話を伺いました。

このまま銀行や税務署へダラダラと支払いを続けて行っても将来に対する展望が開けないことやもしかすると競売をうまく活用することで、店舗を維持して行くための買戻資金が大幅に減額できるかも知れないということも知り、是非にとお願いした次第です。

リンクスに依頼して良かった点は?

結果的にリンクスさんに主導して頂いたお蔭でお店も事業も家族もバラバラにならず、残すことができたことです。たぶんあのままだったら、私達は目先督促や請求が無くなることを考えて、弁護士事務所に駆け込んでいた筈です。

そうなってからでは、私達を始め長男や嫁も頑張ることができず、家を失い、仕事も無くなって一家はバラバラになっていたでしょう。

本当に助かりました、有難うございます。

振り返ってみて一言お願いします。

リンクスさんに出会えて本当に助かったとの一言です。

うちはバブルの波に乗って不相応な設備投資をして失敗しましたが、全国にはまだうちと同じような状況にあっても、誰からも助けを得られない事業者がいるんだと思います。

リンクスさんには、多くの人達が助かるよう、いっそう頑張って貰いたいと思います。


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