事業再生の現場から

期待の事業も尻すぼみ… 太陽光発電事業者の倒産増加中

お早うございます。

寒波到来で今朝も宇都宮は氷点下を記録したようです。

日光連山は雪のようで、男体山も今朝は霞んで見えません。(数日後の冠雪した表日光連山の眺めを期待しちゃいますが♪)

明日から大学入試センター試験が始まるようですが、受験生にとっては「人生を懸けた」戦いになるケースもあるでしょう、是非ベストを尽くして欲しいものです。

 

東京商工リサーチの調査によると、昨年1年間の太陽光発電関連業者の倒産が過去最高を記録して、負債総額も過去最高額であった事が分かったと言います。

太陽光発電業者は、東日本大震災の被害で東京電力福島第一原発が被災した事を機に、再生可能エネルギー・自然を活用したクリーンエネルギーの掛け声と政府の後押しもあって、急増・林立した経緯があります。

商工リサーチでも分析していますが、経営不振・事業倒産に至った太陽光関連業者の中でも、「新規参入」「規模零細」業者が目立っているようです。要は、「旬の」「参入規制の緩い」業界に、「安易に」参入した新規参入者が「痛い目に遭った」ということなのでしょうか…。

 

また昨年の事例でも、年後半に我慢できず「経営破綻」に陥った大手業者が多かった事や、倒産までには至らず現在も厳しい資金繰りに耐えている業者も少なからず居るのではないか、そうすると今年も太陽光業者の信用動向には目が離せないと、綴っています。

以前、北関東各地を車で移動する際、林立する太陽光発電事業所を見て、何度かこのブログにも「太陽光発電バブルではないか?」と話題を提供した事がありますが、当時から3年ほど経っている現在の事象、これは「必然」だったのでしょうね…。

太陽光発電ブームで私の知人や取引先の一部が潤った事は間違いないので、私個人としては太陽光発電ブームやバブルにどうこう申し上げるつもりはありませんが、業界に群がった零細業者の顛末を見るにつけ、事業経営には、将来リスクの把握とコントロールが大切だなと改めて思うのです。

 

 



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