強く、柔かく

事業の継承により、年若くして先代の社長より経営を引き継いだ経営者も多い。

そんな経営者と話ている時、感じるのは「焦り」である。


若い経営者は間近に先代社長の失敗を見ている。

そのため新しい経営者は、それを繰り返すまいとして努力する。

その時、一日も早く過去の「負」の遺産から開放されたくて、「焦り」「苛立つ」ことが多い。



私も含めて、若い頃人は物事を「成否」「白黒」でみることが多い。

事業経営についても同じで、赤字は失敗、黒字は成功とだけ見てしまう。

そして原因を「経営者の手腕・手法」とみるので、赤字会社=悪い経営者となる。

しかし本当にそうなのだろうか?


確かに赤字経営を続けることは良いことではない。

事業の目的、唯一利益を上げること、であればそうかもしれない。

しかし、事業の目的というのは多数ある。

例えば「雇用の維持」「社会貢献」「モノやカネの分配」・・・・

数えればきりがないのが「事業の目的」である。


赤字会社の経営者でも、そのうちのいくつか、

あるいは利益を上げること以外の全てを達成している。

少なくとも「今日その組織」がある以上、雇用の維持は成功している。


つまり、私自身の経験を通じて若い経営者に言いたいのは、

「赤字=悪=全否定」ではなく、

一度は従前の経営を肯定し、「良いところは残し、悪いところは直す」

という気持ちを持って欲しいということである。

そうすれば、少しは苛立ちも収まるのではないだろうか。


「急いてはことを仕損じる」

よく言うではないか。



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