10月1日より煙草の値上げ、

未だスモーカーの私としては悲しい限りである。

ところでこの値上げ、目的な増税とのこと。

いつの時代も値上げもそうであるが、煙草ばかり目の敵にしなくても良いではないか。

なんて言っても、今時味方してくれる人はごく僅かなのだが。


ところでこの国、ここのところ「増税」が目につくようになった。

国家の基本は税にあり。

これは判るし、社会的インフラを利用するためには必要であろう。

しかしこのところ感じる「重税感」はどういうことであろう。


世界中の歴史上、重税感が極限状態となった時に政府は崩壊する。

その過程は内乱やクーデターであったり、あるいは市民革命であったりと様々であるが、

いずれにしても「重税」=「政府崩壊」という図式に変わりはない。

だからこそ、すべての国の政府は課税を重くすることに慎重になり、

財政が好転すると「減税」も行う。


しかし、なぜか日本にはその歴史がない。

明治維新も発端は「外国圧力」や「国粋主義」であったし、

その前の戦国時代も、一部の支配者層の領地争いであった。


農耕民族のせいなのか?

あるいは多民族の侵略がないせいなのか?

なぜか日本人は「課税」に対して寛容である。

今回の課税も理由は一言「足りないから」である。

なぜ足りないのか、

あるいは入ってくるもので足らせる努力はしたのか、

そんな議論や検証もなく、結局「足りないから仕方ない」で終わってしまう。


民間企業、

特に弊社のクライアントのように金融調達ができない会社でこんなことがあれば

「即刻会社は倒産」してしまう。

クライアントは会社存続のために「何が何でも足らせる」のである。

その努力たるや時に涙ぐましい時もあり、

時には奇跡を信じるような時もある。


足りないから「増税する」。

本当にこれで良いのですか?

足らせる努力はしたのですか?

リストラや構造改革、意識改革は本当にしているのですか?


誰に問うべきなのかいまひとつはっきりしないが、

今がその「問いかけ」の時なのではないだろうか。




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