事業再生の現場から

技術革新の向こうにあるもの

今朝の天気予報で、「週末、関東地方の一部で雪か?」の予報を解説しているお兄さんを観たので、慌てて「クルマ屋さん」(弊社馴染みの修理工場)に駆け込み、タイヤを冬用・スタッドレスタイヤに交換して来ました。

事務所に着くなり、PCに向かっている同僚(佐藤・渡辺)諸氏に、「週末雪かも知れないってんで、速攻スタッドレスに代えて来たよ」と“重役出勤”を説明したら、「あれっ、そうですか? ヤフー天気予報では週末晴れになってますけど…」。

信じない奴は、滑ってしまえ!!(笑)

お天気動向は、神のみぞ知る… さて、宇都宮に週末雪は降るのでしょうか(笑)

 

お天気ネタはいずれにしても、タイヤ交換をお願いしている間、久し振りに社長のお母様と話をして来ました。

長男夫婦に事業を譲った今も、このお母さんがメインで経理事務を担当しているので、会社のことを聞くには一番良い相手なのです。

つい先日申告した決算では、減収・増益で税金も完納、事業を一緒に手伝ってくれている三男の住宅新築も済んで、お母様ホッと一息ついたとのことでした。

「中古車販売業者は車が売れなくて大変だと良く聞きますが、奥さんの所は、優秀でしたね」と私。

「修理部門が良かったからね。でもこの仕事も息子達の代で終わりかなぁ」奥さまは、続けます。

「車の技術が進んで電気系統の資格や技術が必要になり、町工場ではハイブリッド車の修理に手が出せない。ディーラーが修理顧客の囲い込みを始めているし、これから燃料電池車や電気自動車が普及して来るようになると、益々我々(町工場)の出番が無くなって来るんだと思うんだよね…」

「せっかく軌道に乗って来ているのに…」

「今の若い人はつらいよね、私達もおカネで苦労はしたけど、良いこともイッパイあったよ。でも日本経済全体の活気が無くなり、若い人の給料が上がらないのに、税金ばっかり騰がる一方でさ…。だから色々悪い事件が起きるんじゃないのかなぁ」

技術革新は、良いことばかりではないのかも…。

「光あるところに影がある」ということなのだろうか。

 

 



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