事業再生の現場から

金融円滑化法の後に⑩

お早うございます。

比較的暖かい朝を迎えました。

ただ車のフロントガラスには、空気中の埃(黄砂?)なのでしょうか、スギ花粉なのでしょうか、汚れが一面に拡がって…。

気分的には(TOT)な一日の始まりです。

さて、此処何度もタイトル絡みのお話をしていますが、昨日は某県中小企業再生支援協議会で弊社取引先X社の「金融支援会議」に参加しました。

「中小企業金融円滑化法」の終焉に向けて、政府が主導する支援スキームの一つなのですが、各都道府県に設置された「中小企業再生支援協議会」の機能を使って「金融調整」を行い、今のうちに揺るぎない「金融支援体制」を確立してしまおうという政策です。

昨年5月位から、各金融機関ではこのスキームに合致する(支援継続)取引先をピックアップし、外部専門家(弊社みたいなコンサル会社を含む)を活用して「経営改善計画書」を策定、支援協議会の審査・認定を経て、債権者会議(昨日の会議がそうなのです)を行ったうえで債権者(金融機関)の合意を取り付け、「金融支援体制」を円滑化法終了前に確立させてしまうんだ、的な動きを見せているのです。(静か~に、潜航しての動きですから、世間的には殆ど知られていない動きだと思われます)

弊社のクライアントの中にも、このスキームで相当数の改善計画を策定、金融支援継続を勝ち取った取引先が沢山ありますし、現在進行形で金融調整を進めている取引先も複数社あります。

実は、今日も別の取引先の「金融支援会議」があって、他県の再生協議会に出向く予定です。

昨日会議対象となったX社の場合、昨年暮にメイン行から「X社を協議会案件に持込みたいので協力して貰えないか?」と弊社に打診があり、約3か月を掛けて昨日の会議に至ったのです。

会議に至るまでの話をすると、とても説明仕切れないので、簡潔に結論を話してしまうと、生産効率改善のための設備投資とメイン・準メイン行による新規資金の支援、既存借入金リスケの継続が、認められそうです。

これから金融機関が、それぞれ本部に対して協議を行ったうえで支援「協定」に参加されるのか、結論を出してくれるのですが、おおきなヤマを超えた感じです。

X社の収益力が爆発的に改善して、弊社の「成功事例」に取り上げられる日が今から楽しみです♪

リスケ支援を受けながら、設備投資資金で新規融資を受けられる事が、そもそも「異例」なのです。

さて、それではそろそろ別件で、出掛けます。

あっ、それから。

明日と明後日、ちょい所要があり、ブログ休みますm(_ _)m

また、月曜日から再開しま~す! 



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