事業再生の現場から

資金繰りの改善例・新規資金調達のお手伝い②

一週間前にこのブログで紹介した記事の当事者A社長から、昨日連絡を受けました。

「村上さん、お話の通り、あれからすぐに(日本)政策(金融)公庫へ行って、取り敢えず借入申込に必要な書類一覧表と申込書の書式と記載例を貰って来ました。簡単な企業紹介や事業計画欄があるのですが、改めて教えて貰っても良いですか?」

「OK大丈夫です。ある程度社歴や沿革、社長個人の履歴事項が埋まったら、メールで私宛に投げて下されば必要事項を記載してお返ししますよ。売上と利益の見込みは、先日教えていただいた通りで良いんですよね?」

A社長との間には、共通の知人(紹介者)がおり、私はこの知人に色々な人脈を紹介もしていただいています。

そんな関係もあり、せっかく紹介していただいたA社長の案件ですから、何とか目的を達成するお手伝いもして差し上げたかったのです。

「いやーっホント助かります! 前回Bコンサルの“尻切れトンボ”の例があるので、政策公庫からは“出入り禁止”のような対応を取られるのではないかと心配していたのですが、受付の方はとても親切でしたし、前回途中で借入申込を取り下げた話までしたら、“却ってその方が良かったかも知れませんよ、今回の審査にマイナスになる事はありませんよ”と対応してくれました。やっぱり金融機関の内部事情を知っている方を紹介して貰って良かったです!」

私は何もしていないのに、感謝される形となり、なんだかこそばゆい気分です(*_*;

まぁ公庫の借入申込書に「代書」するだけでは、こちらとしてもお代を請求する訳にも行かず、今回はボランティアです。

私としては、紹介者の顔を立てる事の方が大切なので。

 

前回の通り、A社は借入の実績も無く、数千万円の総資産に対して、買掛・未払と代表者からの借入金で会社の資金繰りを回している状況です。

A氏は複数のカードローンを駆使しながら資金繰りを遣り繰りしているようですが、ここで金融機関からニューマネーを調達できると「一服」できると言います。

「直近の試算表を用意してください、今期業績の回復動向を見させて貰います」とも公庫担当者から言われているようですが、私の見立てでは、数百万円単位で資金調達は可能だと思われます。

調達した資金がA社の成長に繋がるような使われ方をして貰いたいですね(^^)/



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