事業再生の現場から

不都合な事実に目を伏せても…確実に迫る「老い」

お早うございます。

このところ「マメ」にブログを更新している自分を褒めたいな…と自画自賛したい気持ちを抑え(笑)、当面は、「ネタ」収集に新鮮な気持ちで取り組もうと思っています。

先月誕生日を迎えた私は57歳となりましたが、先日個人取引のある銀行から「家族への迷惑を回避したいあなたのための…〇〇〇のお守りセレクト」と銘打ったDMが届きました。

何の事はない、介護保険の案内です。

月々970円の保険料を納める事で、要介護2(立ち上がりや歩行が自力では困難で、排泄、入浴、衣類の脱着などで介助が必要な人、と解説が付いています)以上になった場合、300万円の一時金が支給される、という商品のようです。

おまけに親切な事に…

「300万円の一時金で 村上 様が施設に入居できれば、ご家族は介護の辛さを味わうこともありませんし、300万円の一時金があれば施設に入れず、介護待機となる可能性もぐっと減ります」と謳っています。

ダメ押しで…

「たとえ在宅介護を選んだとしても…介護ヘルパーを呼べる回数が増える、ご家族に仕事を辞めてもらわなくても済む、ご家族が介護に専念する機会を減らすことができる」とまで言い切り、読み方の不安を煽るかの如き文面が続いているのも、何か心に「ズシーン」と響くようなイヤな感じです。

 

やっぱり60歳を目前に控えると、自分の老後の事も真剣に考えなさい、ぼーっと生きてると妻子に迷惑を掛けるだけの「厄介なじじい」になっちゃうよと、銀行さんがアドバイスしてくれているのでしょうけど。

自分ではまだ40代の気持ちでいても、世間の見る目と「老い」は着実に自分に襲い掛かって来るものなのでしょう。

ブログネタにしようと、DMを会社に持って来て精読していると…

同僚のなべちゃんが「あーっうちにも来ましたよ。〇銀の介護保険でしょ。銀行も手数料稼ぎで大変っすよね。まぁやる事、為す事遅いって言うか…。手紙!?捨てちゃいましたよ。別に誕生日だから来たんじゃなくて、50代以上の誰にでも送ってるんじゃないっすか」

なるほど「明確」な対応( ;∀;)

 

老いは誰にでもやって来るもの。

介護が大変なのは理解できるし、できれば経験しなくて済むならそうしたい、と思うのも万人共通の思いでしょう。

そうは思いつつ、現実を直視せず、物心両面の準備を怠っている私みたいな人も多いのでしょう。

目のかすみ、物忘れ、生え際の後退… 自らの「不都合な事実に目を伏せて」も、「老い」は確実に迫って来ています。

不安を増長させるようなDMに閉口しつつも、考える機会になった事には「感謝」している私でした。

 

 



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