10. 自宅を確保して廃業した事例

- 事業再生事例詳細 -
10. 自宅を確保して廃業した事例
業種
金属加工業
事業規模
5,000万円
従業員数
家族経営
資本金
500万円
業歴
50年
問題点
  • 近年、事業規模が急減し金融債務が年商の3倍。
  • 金融機関は、事業再生の見込み無と判断、保証協会代位弁済、サービサーへの債権売却実施。
解決までの流れ
  • サービサーから自宅兼工場の競売を示唆され、弊社が相談を受けました。弊社では、経営者と幾度も話し合いを行い、また、事業の短期的な見込み及び長期的な予想を立て、何を優先して守りたいのかを徹底的に議論しました。その結果、事業については廃業し、先祖代々の自宅だけは守りたいとの結論を得ました。
  • しかし、自宅は工場と一体の広大地にあり、担保権者は一括での競売を進めようとしていました。
  • 弊社では、経営者と共に数社ある担保権者に誠意をもって説明にあたり、任意売却を進めるための時間をいただきました。債権者にとっても、自宅と工場が入り組んだ物件を競売するよりも、自宅部分と工場部分を分けて任意売却した方が回収極大化できるため、交渉に勝算はありました。
  • 工場部分については分譲業者に売却し、自宅部分は弊社の融資金により、経営者の知人に買い取っていただきました。経営者一族は知人から賃借し自宅に住み続けることが可能となりました。
  • 事業の継続が図れなかったことは残念ではありますが、残った債務の約1億円について債務免除を得ることもでき、現在は、破産することもなく、再就職して安定した生活を築いています。
  • スキーム図
    お客様の声

    J元社長

    リンクスと知り合うきっかけは?

    取引銀行から借りていた借金の返済が滞りサービサーに売却されることになりました。リーマンショックの影響で売上も急激に減少したこともあってサービサーと約束した返済も守ることができなくなり、担保物件に競売を掛けるぞ、と圧力を掛けられている中、信用情報会社担当者の紹介でリンクスさんに辿り着くことができました。

    リンクスに依頼する決め手となったポイントは?

    担保物件が自宅兼工場で競売により商売ができなくなることはもちろん問題でしたが、リンクスさんと現実を踏まえこれからどう行動していくのがベストなのか、徹底的に議論しました。 家族の希望もあり、先の見えない事業を廃業するが、とにかく生活の基盤である自宅だけは最優先で守る、との方針が明確になったところで一緒に考え導いてくださったリンクスさんに全てをお願いすることにしました。

    リンクスに依頼して良かった点は?

    結果として家族が家から追い出されること無く、将来的には息子夫婦が買い戻すことも契約事項に入れて貰って、知人に名義を預けることができました。 サービサーから「競売にかけるぞ」と圧力を掛けられていた頃は夜も眠れず、破産どころか自分の命まで投げ出さないと…とさえ考えていました。 リンクスさんは命の恩人です。

    振り返ってみて一言お願いします。

    再就職の口もリンクスさんが声を掛けてくれたお蔭で決まったようなものです。 父親から引き継いだ事業を何としても継続しなくては。と思っていた頃は自分達のことを冷静に見ることはできなかったんです。 結果として廃業したことは残念でしたが、親子が揃って同じ家に住み続けることができるように債権者やスポンサーに掛け合ってくれたのもリンクスさんですし、今はお蔭さまで新しい生活パターンにも慣れ元気に暮らしています。 本当に有難うございました。

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