事業再生の現場から

温暖化対策もいろいろ

東日本大震災後、福島原発の災禍から全国の原子力発電所が停止になっていましたが、ついにと言うか、いよいよと言いますか、新たな基準での原発の再稼働が始まります。

九州電力・川内原発が、全国の原子力発電所に先駆けて「再稼働」を始めることが発表されました。

原発での発電が困難になってから、化石燃料による火力発電所や太陽光等自然エネルギーを活用した発電で急場を凌いで来た国内電力事情ですが、原子力に比べてコスト負けしているのは避けられない事実で、消費者の負担感も増加している昨今です。

また化石燃料の燃焼エネルギー依存が高まるに連れて、地球温暖化に繋がると言われている二酸化炭素(CO2)の排出量も増加していることでしょう。

 

ところでCO2に関するアメリカの話ですが、ある研究所の調査によると、アメリカ国内で発生するCO2の26%は、ウシなどの食べ物を「反芻」する家畜のゲップから生まれているんだそうです(笑)

如何にも畜産大国アメリカらしい大きな話ですが、笑いごとでは済まされません。

TPP締結で勃興するアジア諸国に大量に米国産肉類を販売したいアメリカでは、畜産資源の充実を目指そうとすると、CO2対策が避けて通れない問題になるからです。

今回ウシ君達のゲップを減らす研究成果が発表されたそうで、その実用化には、同国の畜産業界からは熱い視線が注がれているそうです。

日本も車のエンジンをハイブリットからディーゼル最近ではターボチャーヂャー、最終的には水素エネルギーを活用した燃料電池車に至るまで、工業製品の研究開発が続いていますが、アメリカではその対象がウシ君にまで広げられているのです(笑)

笑いごとではありませんが、なんとなくホンワカするニュースでした。

当のウシ君達にしてみれば、必要だから「反芻」してゲップもしているのに、余計な研究をしてくれるなよ(怒)と言ったところかも知れませんがネ(笑)

 

 

 



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