事業再生の現場から

顧客対応は研修でもしっかりと勉強した筈じゃありません?

本日は珍しく午前中から事務所に居座り、取引先の経営改善計画作りに勤しんでおります。

昨日まで出先での仕事が続き、朝イチで事務所に寄ってはそのまま新幹線・愛車(ノート号)での移動で落ち着かなかったのですが、この辺で少し資料を整理して纏めておかないと「締切・納期」で苦戦するような気がしているので、今日は一日事務仕事の日となりそうです。

 

と(朝方)思っていたら、取引先の社長さんから「相談事と報告があるので、これから事務所に行っても良いか?」との電話があり、少し前までお相手をさせていただきました。

「いやっ、参ったよ村上さん。〇〇銀行ったらさぁ、二日前まで(融資の期限延長を) “1年延長で行きましょう”って言ってたのに、今日になってさ、突然”いやっ、実は…本部がですねぇ”と言って来やがって、延長するのは半年だって言うんだよ」とご立腹なA社長。

メイン銀行担当者の豹変に「手のひら返しだよ」と怒りが収まりません。

 

「俺もサラリーマン上がりでさぁ、営業もやったよ。新人で先ず最初の研修の時に先輩から”イの一番”で教わったのが、良いか?A、営業で社外の人と会って仕事の話をする時は「▲▲会社の代表」として話をするんだから迂闊な事を言ってはいけないんだ。商談なんだから、後で「実は~」とかはゼッタイやってはいけない事!!約束を果たせない奴と分かると取引先は誰も相手をしてくれなくなるんだ。対外的に話をするなら、まず内部で内容条件の承諾を得てからやれよ」という事だったよ」

「それがさぁ、まさに今回もだよ。”いやぁ、実は本部が~ですねぇ” 俺はそんな言い訳聞きたく無いのよ」

 

確かに

「いやっ、実は…」

「実は、本部がですねぇ…」

良く耳にするキーワードです。

お客様の要望に応えられなかったり、時には窓口や担当者が「約束した」にも関わらず、後日その約束をひっくり返したりする時には、必ずと言って口をつく言葉でもあります。

A社長の言うように「社会人となって直ぐに教えて貰えそうな」NGワードでもありそうです。

少なくても私が社会人に成りたての研修では同じように教わりましたが…

A社長のぼやき(嘆き・憤り)で、数十年前の記憶が少し蘇りましたが、金融機関の担当者の皆さんには、是非こんな事の無いようお願いしたいと思います。

たぶん今でも基本的なことは一緒だと思うので。

その辺りは集合研修やOJTでも指導されている筈じゃないかとも(^_^;)

 



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