26. 資金繰り改善から着手し黒字転換した事業再生事例

- 事業再生事例詳細 -
26. 資金繰り改善から着手し黒字転換した事業再生事例
業種
飲食業
事業規模
年商 4億円
従業員数
45名
資本金
1000万円
業歴
9年
問題点
  • 飲食業で創業9年、店舗展開に伴って金融機関からの借入急増中
  • 事業拡大を目指し更なる店舗展開を目標としているが、銀行審査が厳しさを増している
  • 店舗数増加に伴い人件費・物件費増加し運転資金需要も急増、返済のための借入が日常化、資金繰りが多忙
  • 不採算店舗撤退時の資産除去損が決算の赤字要因となっている
  • 店舗設備の減価償却不足を勘案すると「実質債務超過先」
解決までの流れ
  • 代表者&経理責任者と面談、既存店舗の業績や顧客からの支持動向、店舗出店と不採算店舗撤退の予定等ヒアリング、月末繰越金が数百万円で推移する手許資金不足が恒常化しており、リスケでは無く、ニューマネーの導入により、資金不足を解消して行く方向を確認
  • 資料をまとめ資金繰表を作成。資金不足の最大の要因が、金融機関への既借弁済である「財務収支」赤字によるものであることを特定、メイン行から順に借入急増に伴う「約弁負担」のため手許資金が恒常的に不足している事、営業キャッシュフローでカバーし切れない償還金の再融資を交渉
  • 借入金が急増した理由と店舗毎の将来利益見込み、今後の出店計画等を盛り込んだ「経営改善計画」の策定と実行を金融機関に約束、着手から3か月後に計画を策定、社内での運用を開始した
  • 取引金融機関には、3か月毎に試算表・資金繰り表をもって業績動向を説明、手許資金に余裕が出たことで、資金繰りの不安から解放された社長は元のバイタリティが復活、店舗のスクラップ&ビルドを進め、収益構造の見直しに力を発揮した
  • 食材調達やアルバイト・パート社員採用や勤務体系に柔軟に対応できるよう現場店長の権限を拡大、硬直した本部制定マニュアル運用の見直しに着手した他、前年実績をベースに利益改善した店舗・チームへのインセンティブ導入を宣言、決算後には、実績に応じたインセンティブ(割増賞与)を実行した
  • 店舗政策では、少人数で対応可能なショッピングモールへの出展を加速、出店費用が嵩む大型店への投資を抑制した結果として、3年後の決算で、従業員一人当たりの売上は計画着手前より12%も改善することになった計画着手から3年経過した同社の決算は、売上が4億円から6億円超、営業赤字から4,000万円を超える営業黒字を計上している
  • スキーム図
    お客様の声

    E'社社長

    リンクスと知り合うきっかけは?

    Web上のホームページから、面談を申入れ、現状打破ができないか、相談したのがきっかけです。 ホームページでは、色々な業種の再生経験があることを掲示していましたし、私も真剣に事例を研究 させて貰っていました。 Web検索で同社を見つけてから、実際に契約するまで3か月くらい悩みに悩んだのですが、悩んでいるうちにみるみる資金が減り、資金繰りの立て直しと経営改善を現場で指導していただくということで、契約させて貰いました。

    リンクスに依頼する決め手となったポイントは?

    父の会社の副業的な立場で事業を始めたのですが、いつの間にか赤字が続くようになり、借金も嵩むようになって来ました。この1年で仕入業者に対する支払が一層キツくなり、私の個人財産も底を着く有様です。 リンクスは誰からの紹介でもなく、自分が見つけたコンサル会社でしたが、実際には担当の方と会って話をしてみて、「これなら大丈夫」と思えたので依頼することにしたのです。 経営の根幹に関わるコンサルをして貰うのですから、実際にお会いする時も契約する時も、じっくり考えました。

    リンクスに依頼して良かった点は?

    手際よく「資金繰りの立て直し」策を立てていただいたうえで、取引銀行との資金調達交渉にも同席していただきました。相談する前は、返済に汲々としている中でしたから、返済条件の「リスケ」で資金繰りの立て直しをして貰えるのかと思っていましたが、「手許資金が少ない中でのリスケ申込みはNG」と諭され、「原因は財務収支の大幅マイナスにある」と、銀行さんと交渉して早々に資金調達の道筋を付けていただきました。 銀行との交渉や従業員インセンティブへの方法など、リンクスさんに出会わなければ知り得ることもなく、早々に事業を諦めていたと思います。

    振り返ってみて一言お願いします。

    起業して順調に業績を伸ばしている間は、自分自身も取引銀行さんでさえも、うちの会社が資金繰りでこれほど窮地に追い込まれるとは思っていませんでした。 来月の従業員給与が準備できないと経理から報告を受ける度に、心臓が縮み上げる思いをしていたのが、つい先日の事のように思い出されます。 私の場合は、良いタイミングで良きパートナーが現れ、問題解決に踏み出すことができたのですが、世の中にはその出会いのきっかけさえ恵まれない経営者も多いと思います。 リンクスさんには是非多くの中小企業経営者の相談相手になって貰い、活躍して貰いたいと思います。

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