事業再生の現場から

ナニワ金融道!(^^)!

先週末は、残念ながら病欠者が出て「登り納め」ができませんでした。

替って「年末なんだから応接間を綺麗にしてちょうだい」という叱咤激励の声に追い立てられるように、私が「書斎」状態で使っている応接間に入り込み、主に本棚の整理をしていました。先週土曜日は、天気が良かった割に風が強く、体調を崩している人には酷だったでしょうし、元々日曜日には「高校駅伝」を観るつもりでいたので、ヒマ潰しにはちょうど良い指示が飛んだような次第です(笑)

真面目(私はA型なので基本マジメでルーティンはキチンとやりますよ♪)に本棚の整理をすること30分、そろそろ飽きて来ると、自然に本棚の本に手が伸びます。

物置と化し、暫くガラクタが置きっぱなしにされていたマッサージ器も、年末を迎えガラクタが排除されています。お外は太陽光線がギラギラ、南向きの部屋はポカポカです♪

自然と(漫画)本を手に取り、マッサージ器に座り込みました。

スイッチオン♪ あーっそこそこ! 首筋から肩、背中に掛けて凝ってるわぁー(笑)

 

取りい出したるは、「ナニワ金融道」(笑)

中高年にファンが多いと聞いたことがありますが、ドラマでもSMAP中居クンが主役を務めたこともあって、結構知名度が高い漫画だと思います。

帝国金融という街金に働く主人公が活躍するシリーズなのですが、金融業界で30年も生きる私にとっても、勉強になることがたくさん散りばめられている、「なかなかやるな」的印象の作品です。

例えば、帝国金融が資金繰りに困った債務者所有のビルを乗っ取る(おっと失礼)場面があるのですが、その時は債権者(銀行)に対抗して、抵当権の滌除(てきじょ)という方法を取っています。

この滌除ですが、普通の銀行員には「何を意味しているか」さえ分からないと思います。今は滌除自体、有効な抵当権抹消の方法として認められることは無くなったのですが、平成15年以前であれば「目に着けた不動産物件を債権者に対抗して安価に取得する方法」としては、結構有効な手段だったように思います。

私は長く不良債権回収を担当していたので、このケースと同じような目に遭ったこともありますから…。(因みに滌除申出に対して当時の銀行は“増価競売申立”という手続きをして不当請求を寄せ付けなかったのですが)

 

その以外にも「これは!」と思うような内容が盛り込まれている同誌、結構エグイ内容に「ホントかい?」と思う描写もありますが、実用書に近い(私達金融業者にとっては必携(笑)の)作品かと思います。

今週末も日向ぼっこしながら…



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