事業再生の現場から

政策公庫は頑張っている( `ー´)ノ

「日本政策金融公庫(以下、政策公庫と書きます)」は頑張っていると思う!!

今回の新型コロナウィルスの影響が社会全般に拡がっていく中、特に「感染者急増」で緊急事態宣言が出された都市部の事業者を中心に、「今不安に思っている事」「今何が一番足りていない(欲しい)のか」等の取材を基にした報道が続いています。

その中で、自分や家族・従業員が感染するリスクに次いで心配の種とされているのが、おカネの問題のようです。

政府は「中小企業の事業と雇用を断固守るべく、潤沢な資金を用意している。資金需要には機動的に対応するので心配しないで欲しい」と連呼しています。

一方、事業者の方は「勧められた政策公庫に行って融資の相談をしたが、思うように希望の金額は借りられなかった」とか「あくまで“融資”なので返して貰うことが前提です、過去の取引実績や事業実績に鑑み、今回の申し込みにはお応えできません」とか、政府の広報とは真逆な対応をされたとの怨嗟の声も…

実際、著名な精神科医であるW氏も自身のコラムで「自分の経営する学習塾がコロナ騒ぎで売上が激減した事を受け政策公庫に融資の相談に行ったが、過去の業績を問題視され融資が通らなかった」事を憤慨しながら読者に紹介していました。

 

でも私は「今回の政策公庫」は、従来以上に頑張って良くやってくださっていると思っています。

何処の支店も通常日の5~10倍レベルの来店客を応対し案件を捌いている事だろうと思います。

その事務負担は相当なモノの筈です。

また今回は「私の常識を超えた」対応をしてくださっているところが素晴らしい!(^^)!

具体的には弊社の取引先でも両手に少し足りないくらいの事例が出て来ていますが、他行・若しくは自庫でリスケ支援をしている先であっても「新規与信=ニューマネー」対応してくださっていると言う点にあります。

通常考えれば「リスケ支援先」に新たに融資をするという行為は、相当ハードルが高い筈です。

担当者の頑張りは勿論ですが、組織としての政策公庫の役割を考え、しっかり資金需要に応えて行こうとの経営者の意思が感じられます。

逆にその強い意志が無ければ、現場もあんなには頑張れないと思いますから…。

私が「公庫に行って窮状を訴えて来て!!」とお願いした各社からは、コロナウィルスの影響と現状・将来収益を検討して頂けているとの情報が相次ぎ、今のところリスケ先であっても80%を超える確率で、借入申込が「融資実行」という結果に繋がっています。

弊社の取引先にとっては、リスケ支援が始まって以来、数年ぶりに金融機関から新規融資が受けられたとの事例が続いていると言う、実に明るい有り難い話が此処最近続いているのです。

 

だから「政策公庫が機能していない」「政府が言ってる事と現場(政策公庫)では対応が全く違う」との声や記事に違和感を感じるのです。

政策公庫は頑張っている!!

私は、そう思っています!(^^)!

 



コメント

※コメントは承認制となっております。承認されるまで表示されませんのでご了承ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です