事業再生の現場から

不祥事の温床

お早うございます。

日光市では、今朝、今季初の氷点下を記録したとのこと。

寒い朝になりました。

そういえば日暮れの時間が随分と早くなって来たように感じます。6時くらいには辺りはもう真っ暗…。秋の夕暮はつるべ落としと言いますが、ホント冬に向かってまっしぐら…、そんな感じの今日この頃です。

 

ニュースでも“お寒い報道”が、続いています。

三井不動産グループが分譲を展開する高級ブランド、三井レジデンシャルシリーズのマンションが傾き、その責任の所在を巡って騒ぎになっていると言うのです。(確か住友不動産系でも昨年辺り、横浜で同じような騒動となっていた気がします)

施工を担当した三井住友建設の基礎杭工事に問題があったのでは?とか、そもそも地盤調査の数値自体に「偽装」があったのではないか?とか、今朝になって報道も過熱して来ました…。

 

もう一つのニュースにも、あ然…。

建物用免震ゴムの性能偽装問題で叩かれていた東洋ゴムが、今度は電車や船舶に使われている防振ゴムの性能データを改ざんしていたと云うのです。

一部報道では、問題発覚の発端は「内部告発」だと伝えています。

つい先日、免震ゴム問題で大騒ぎしていたのに…です。

 

マンションの手抜き工事や工業製品の性能偽装など、後になって発覚したら「死活問題」になりそうなことは十分想像できそうなものなのに、どうしてこの手の類の問題が頻発するのでしょう?

厚労省も一部不良職員による贈収賄問題で警視庁の家宅捜査を受ける事態になっていますが、上司の会見では、まるで他人事のような発言が気になりました。

上記2例を始め、「組織的な問題」なのではないか、と勘繰りたくなります。

相次ぐ不祥事に、槍玉に挙げられた組織の「ブランドと信用」は、地に墜ちてしまいました。

大企業だからといって、事業継続に全くの不安無と言っていられる訳ではありません。不祥事の余波は様々なところから企業や組織を蝕みます。

不祥事の温床を一掃する努力を怠ると、組織継続に黄信号が灯ることになるかも…。

 

 

 

 



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