事業再生の現場から

利上げの真剣度を実感(>_<)

お早うございます。

今日も「猛暑日」確定と言わんばかりの眩しい太陽光を浴びながら出勤して来ました。

お盆休み前半に涼しい日が続いていただけに、余計厳しい暑さを感じますね…今日はこれから夕方まで日本最高気温を記録した群馬県東毛地区にお出かけの予定です( ;∀;)

 

さて、猛暑の中でもお客様からの要請があれば(基本)何処へでも同行します。

昨日は取引先A社の社長に随行して、メイン行Bを訪問して来ました。

B行では支店長以下、融資担当次長に担当者の三名がA社長との面談に備えて迎えてくれました。

面談(交渉)内容は、近く期日を迎える短期借入金(従来は1年ごとの更新)の金利交渉について、でした。

銀行側の主張は「令和6年9月と今年の3月に二度金利引き上げがあって、その間合計0.40%の基準金利が引き上げとなったので、A社の貸出金にも従来金利に0.40%をプラスした金利を適用させて貰いたい」と云うものです。

融資期限が今月末に迫っている中、A社長は「幾等かでも緩衝できないか?」との希望を持って私を同行させたのですが…

 

B支店長は私とは旧知であり、私も様々な角度からA社長の希望に叶うよう金利幅の譲歩を迫ったのですが、最終的にはB支店長が首を縦に振ることは無く、A社長の判断でそのまま銀行からの「提案」と云うか「要請」或いは「強制」とでも言うべきでしょうか、とにかく彼らの要望を受け入れる形で決着する事に…

普段は業務多忙で取引先の社長とじっくり腰を据えて議論する事の少ない営業店の支店長なので、A社長もB支店長も「お互いの事が更に理解が深まるような話し合いで、今日の面談はとても良かったです」とはなりましたが、私としては「利上げに対するB行の並々ならない決意」が透けて見えて「のっぴきならない事態」だと考えざるを得ない訪問となりました。

次回、9月中旬に開催される予定の日銀政策金利決定会合で「更なる利上げ」が議論され、恐らく今回は利上げが決定されるであろうことは、ほぼ確実と見込まれています。

製品や商品価格を値上げできる大手なら未だしも、価格決定権の無いしかも財務が脆弱な中小企業が「度重なる利上げ」に悲鳴を上げない訳がありません。

まして原材料費や人件費の高騰・高止まりは相変わらずです。

 

銀行は「変動金利扱い」貸出金の適用金利が「自動的に上がる」ので、黙っていても増収になるし、前述のように「変動金利扱い」でない貸出金も「期限到来」毎にキビシイ姿勢で利上げを迫って来るので、空前の利益に潤うことになるのでしょうけど…

中小企業は堪ったものではない、 これが本音ではないでしょうか…

銀行のやる事には逆らわない、こういった姿勢一辺倒では生き残れなくなって来ました(>_<)

 



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