酷暑が続いた8月末でしたが、まだ数日は日本列島に暖気が居座るようで、今日から水曜日・それが過ぎて今週末も最高気温35℃以上の猛暑日が予想されています。
「暑さ寒さも彼岸まで…」と言いますが、今年は10月に入っても最高気温30℃以上の「夏日」が多く発現しそうとの事で、今から気が滅入る事この上ありません(>_<)
そんなキビシイ天気が予想される一方で、昨夜の夕立(拙宅付近はまぁまぁの雷雨でした)で外気温は一気に下がり、今朝は「秋の爽やかさ」を彷彿させるくらい気分よく出社して来ました。
これで湿度がもう少し下がれば「旅行」とかで外出したくなるんでしょうけど…。
今年はもう少し先になりそうですね。
さて、9月は18,19日の両日に「日銀政策金利決定会合」が開催されます。
委員の一部や米国財務長官等の要人は「日本国内の政策金利はもう一段階引き上げられるべき」との主張を繰り返しており、上場している銀行の株が「利上げ」を織り込み高騰を続けている等、利上げに向けた「外堀」が埋められつつある印象です。
物価の上昇幅が前回会合時点に比べてどうなっているか、米国関税の影響が産業界にどの程度の影響を与えているのか等の論点はあるでしょうけど、後者はいちおう対米関税率15%という事で一応決着済との判断でしょうし、前者も9月、10月から食料品等値上げ予定が目白押しのようですし、やはり利上げは既定路線なのでは無いでしょうか…
となると、再び金融機関の融資金利は上がるし、企業の借入金利負担は更に上昇しそうです。
財務的に余裕のある企業や製品価格にまだ引き上げ余地のある会社は良いのですが、財務が脆弱で自社製品に「価格決定権」の無い下請体制に組み込まれた中小企業にとっては、またキビシイ利上げとなりそうです。
経済環境の変化に翻弄される事があっても、一定期間耐える事のできる「流動性」=短期的な支払能力を確保すべきですが、財務的な課題や自己資本の棄損等問題ある中小企業にとっては、こういう時期の金融機関との対話が非常に大切になって来ます。
現に金融機関の担当者サイドから「この会社は数十人規模の従業員を雇用しているので、銀行としては資金繰り破綻に追い込むことはしたくない。ただ社長の説明では追加融資はし難い。会社の内部に入って金融機関が納得できる将来(事業)計画を作成して貰えないか?」との相談が増えて来ています。
金利引き上げというイベントを前に、金融機関の担当者も「その後」を視野に入れて動いているところもあるのです。
こういうのを見ると、9月の利上げはやはり「既定路線」と結論付けざるを得ないという事でしょうね( ;∀;)
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