事業再生の現場から

頻発するM&A②

昨日のブログで最近私が目にしたM&A案件のことを紹介したら、異業種交流会仲間のM弁護士からその手の照会がありました。

「お尋ね…」で始まる文書にドキッ!!

税務署からの照会か!?

一瞬ビックリしましたとMセンセイを詰ったら(笑)「最近の税務署はメールで“お尋ね”があるんですかぁ?」と、涼しい顔で切り替えされてしまいました(((^^;)

Mセンセイの一本勝ちですね、ははっ(((^^;)

 

センセイからの照会というのが、「赤字や過剰債務で苦しんでいても構わないので、○○の設備を持つ××業者で経営権を手放しても良い方を知りませんか?」と言うものでした。

センセイの方でも、××業界に近い業者さんへ予め打診したようでしたが、如何に同じ業界とは言え、なかなか他社の台所事情まで詳細に知っている人はいないのでしょう、再生系のコンサルをしている弊社に「ダメ元」で話を振って来たような経緯です。

買取希望者は、自社商品を自賄で製造することを望んでいるそうで、昨日紹介した商社が製造に乗り出して「製販一貫体制」を確立したという例と、M&Aに期待する動機が酷似しています。

最近は景気が良くなったせいか、そんな気持ちになる経営者が増えているのでしょうか?

 

取り敢えずMセンセイには、買取希望者がお見合いを希望するなら、セッティングのチャンネルはありますと返事をさせていただきました。

先方のお考え次第では、弊社が仲介となる可能性もあります!!

んっ、仲介手数料5%なら、結構なビジネスになるかも!?

取らぬ狸の皮算用とは、このことですかね(笑)

まっとにかく、弊社のような零細業者にもこのような情報が回って来ると言うことは、M&A案件が世の中には相当出回っているということでしょう。

 

後継者不足、業績不振による後援者探し、新たなビジネスチャンスの獲得…

中小企業だからといって「うちはM&Aなんて全く興味がないよ」と、言ってもいられなくなる時代が、もう直ぐそこまで来ているような気がします。

 



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