事業再生の現場から

連帯保証人解除の連絡あり!(^^)!

お早うございます。

久し振りに冷え込んだ朝となりましたが、それでも春爛漫、桜(ソメイヨシノ)は散ってしまいましたが、菜の花は満開、花壇にはチューリップやパンジーが並び、視線を上げると、椿やカイドウが満開、早咲きのハナミズキも咲き始めました。

これでスギやヒノキ花粉が猛威を奮っていなければ、春が好き!って言えるんですが…(笑)

 

さて、ブログのネタをどうしようかと思っていたところ、先ほど9時少し前に取引先の某社長さんから電話を頂戴しました。

先々週半ば、この社長が経営する会社へ数億円単位で貸付しているメインの銀行さんへ、借入金の連帯保証人(もちろん電話の主=社長が連帯保証人・当事者です)解除のお願いに行っていたのですが、その返事が9時前に社長のところへ届いたと言うのです。

詳細はオープンにできませんが、この会社数年前には、資金繰りに窮してメイン行を始めとする取引数行に「リスケ支援」を受けていました。

リスケ支援を受け入れて貰う前提として「経営改善計画」を策定、取引先との販売価格交渉や不採算取引の解消、原価対策として購買先の競争や現場ロスの削減、経費の圧縮に努めて来ました。

その甲斐あって、ローコストオペレーションが可能になった事と、折からの景気回復の並に乗って、決算内容が大幅に改善、3年前にはリスケの出口を迎え、現在も数億円の借財はありますが、現在の利益水準では5年以内で償還(完済)ができる財務体質になっています。

 

そんな社長さんから「息子に(経営を)代替わりするのに当たって銀行借入金の保証人を解除できないだろうか?、どうも借金の保証人になるのを嫌がって後を継ぐのを嫌がっているようなんだ」との相談があったのが、1月ほど前のことでした。

この手の悩みは、中小企業の経営者であれば、それこそ「山のように」枚挙に暇がない話ではあるのですが…

幸い、この数年、改善計画を策定して「予実管理」を徹底してからは、四半期毎にメイン行を始めとする金融団に、試算表ベースとした業績報告を欠かしたことはありません。

その間の業績もほぼ予算を外したことが無く、金融筋の同社に対する評価は非常に高いものと推し測れます。

思い切って、メイン行へ「連帯保証人解除」の申し入れをすることにしました。

結果はどうであれ、金融業界では、中小企業経営者に対する過度の保証債務要求はNGよ、という金融庁からの指導もあります。

まずは「当たってくだけろ!」でも前述の環境があり、ある程度の成算はありましたが…

 

という経緯で相談した結果が、社長からの冒頭の連絡でした。

メイン行が良い返事を出してくれたので、次いで準メイン以下も良い結果が得られると思います!(^^)!

 



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