事業再生の現場から

下剋上時代の到来!?事業引き継ぎセンターの活用

お早うございます。

今日も宇都宮からのスタートです。

窓の外は曇り…と言うか、やや霧が掛っている様子。

午後から雨の予報ですが、明日土曜日も雨か(>_<)

明日も事務所で仕事かぁ…

 

先日のことですが、取引先の社長さんから「うちはお蔭さまで経営改善が進んで、息子への事業承継の目途が着いてきたけど、他所(他の中小企業)ではどんな塩梅なの?」と聞かれたことがありました。

「国内の中小企業の70%以上は、血縁関係のない“後継者”に引き継がれているという調査結果もあるようです。身内に事業承継者のない場合、多くはM&Aなどで他人資本に経営を委ねるという決断をされる経営者が増えているようですよ」と私。

「この業界(機械部品製造)で生きて行くには、単品勝負ではダメで、設計からできればひとつのユニットまでアッセンブリ(組立)できて納品できる体制が取れないと、なかなか他社と勝負できなくなっている。特に単品だとコストが明確なので、コストダウン要求がハンパないんだ…」

「それでうちの業態と協業できるような周辺業種、例えば塗装や特殊印刷技術なんかを持っている中小企業で、後継者に悩んでいるような会社は無いのかねぇ。そういうところとM&Aじゃなくても、資本提携・業務提携とかできると、うちもこれから遣りようがあるんだが…」と社長。

「各都道府県に事業引き継ぎセンターという、文字通り後継者のいない中小企業の事業をやる気のある事業者に紹介する機能を持った機関があります。売り手が多く買い手が少ない“買い手市場”だと聞いたことがありますが、窓口を叩いてみてはどうですか? もちろん民間のM&A仲介業者に依頼するのも、ひとつの手ではありますが」

 

数年前まで銀行筋から経営改善要求が相次ぎ、最近ようやく銀行と和解した感のあるこの社長ですが、メイン銀行を始めとする金融機関に対する不信感は根強いようで、この手の話は金融機関には内緒のようです。

中小企業の後継者難の時代が始まったと思う一方、意欲と能力のある経営者にとっては、一気に事業を拡大できる時代が到来、「下剋上」の幕が開いたような気もするのです。

 



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