事業再生の現場から

日頃の体力作りが企業にとっても大事です

お早うございます。

本日5/6(金)はGWの谷間となりますが、「暦通り」の対応を採っている弊社はGW期間中であっても“通常営業”日です。

(既に死語になりましたか)俗な言い方をすれば、本日は”ハナキン(花の金曜日)”、早く仕事を終えて「オフ」を楽しみたいところですが(笑)

 

ところで、昨日のNY株式市場は1,000ドルを超える下げを記録したとか…

その前日は900ドルを超える上昇…

その前は、これも数百ドルの下げ…

まさにジェットコースターのような相場が続いています。

 

東京株式市場はGW期間中で開いていなかったため、昨日の下げと前日の上昇にどう反応するのか…

たぶん 5/2に続いての下げが続くのでしょうけど。

FRB(アメリカ連邦準備理事会)が22年ぶりとなる0.50%水準の政策金利引き上げを決定した事に市場が反応しているのですが、物価上昇が続くアメリカで「インフレ抑止」を目的に、金融当局が明確な金融市場の「引き締め」サインを出した事に、株式市場が「正」の反応を示したという事で想定の反応だとは思います。

 

ただロシア産原油の禁輸(OPECの増産見送り措置)や天然ガスの購入禁止、ウクライナ産小麦の大幅供給減等、世界経済の先行きには不透明感が漂っていて、その解決の目途が全く立っていません。

先行きが見づらい、見通しが不透明という事を一番嫌うのが株式市場に参加する投資家たちです。

FRBが想定されていたとは言え、大幅利上げに踏み切った事で、株式相場は(教科書的には)下落に向かうと思われます。

そして株式市場から出て行った資金は、利回りが高くなった国債や社債等の「債権投資」に向かいます。

 

金融政策の「優等生」FRBに対して、我が国の金融政策の”番人”日本銀行は、超低金利+大規模金融緩和策の継続を表明しています。

これだけの超緩和政策が続きながら、まだ経済が立ち直れないって何で?って言いたいところですが、これが我が国の現状です。

下手に金融引き締めに政策変更すると、体力のない中小企業や過剰債務が課題の企業は、次々と経営破綻に追い込まれるでしょう。

それこそ死屍累々…の光景が見えるようです。

中小・零細企業には、環境の変化に耐える体力保持と研鑽が日頃から望まれるところですが、こればかりは一朝一夕にどうこうできる問題ではないので。

正に日頃の備えが大事、としか言えないのです。

 

 

 

 

 



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