事業再生の現場から

補助金を巡って②

農水大臣を辞任した西川代議士への献金問題が、収束しそうにもない。

補助金を受け取った事業者から現職大臣への政治献金発掘が相次いでいる中、一番最初に「発覚した」西川代議士への世間の関心は、薄れて行く処か益々高まっているかのようだ。

昨日は、同氏の議員落選中の顧問先からの報酬が明らかにされ、補助金申請時の同氏の「役割」にスポットが当たって来た。

現職議員でなかったのだから「職務権限」は無論、関係省庁への「影響力」も無かったとの説明が、世間的に通用するのかどうかでしょうか。

こんな風に問題が日々大きくなって行くことになるなら、「大臣の椅子」なんてお断りすれば良かったのでは?等と、私などは考えてしまうのだけれど、やはり「大臣」は魅力的なんでしょうかね。

 

補助金=税金なのですから、それを“喰い物”にするかのような政治家センセイの姿勢には、以前「山田の案山子」様から指摘があったように、お口がアングリです。

選挙戦の時「皆様の代表として国会に送ってください!!」と頭を下げて支援をお願いしていたその仮面の下には、果たしてどんな想いが隠されていたのでしょう…。

選挙戦を優位に進めるための地盤作りにおカネが掛って、いつまでも政治=おカネという構図が成り立つとするならば、それは選挙民たる私達のレベルが、まだまだ民主主義を体現するには及んでいないということなのでしょうね。

冠婚葬祭で国会議員の〇〇センセイの電報が読まれた云々

こんなことで人の権威や評価をしている処はないのか、反省しなければならないことも私達にはありそうです。

 

 



コメント

  1. 今の民主党や野党はこの辺の事しか追及できません。
    もっと国会論戦は実のある国民の方を向いた政策や経済運営を議論していただきたいですね。
    これじゃ昔の亡国論です、せっかく経済も上向いてきたところですので政治が経済の邪魔をして腰折れにしないように願っています。

    • 村上 浩 より:

      山田の案山子様

      いつもコメントを頂戴しまして有り難うございます。
      政治は権力闘争ですから、傍から見ると、いつの時代も「不合理」に見えてしまいます。
      正義が勝つとは限らないのが、政治だそうですから。
      そういう意味で、常識や合理性が通用しない世界なのでしょう。
      ただあまりに納税者を馬鹿にするのもどうかな、と近頃考えてしまいます。

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