事業再生の現場から

ワタミの凋落…

お早うございます。

宇都宮は昨夜結構な量の雨が降ったせいか、蒸し暑い朝になりました。

今日は甲子園で地元代表・作新学院高校が、第三試合に登場する予定です。

是非、初戦突破して貰いたいものです。

 

昨日、居酒屋チェーンを展開する「ワタミ」の四半期決算(2015年4~6月期)が発表されました。

売上・利益とも減収・減益となり、最終利益が15億円の赤字と、上場以来最大の赤字を計上することになったようです。

居酒屋と並んで同社の事業の柱となっている介護事業も部門別損益で赤字に転落したとのことで、同社の凋落が鮮明になって来たと報道されています。

ワタミと言えば、創業者の渡辺美樹氏が参議院議員に当選したり、グループ役員辞任に伴う退職所得が大きく取り上げられたりと、何かと話題の多い企業です。

最近では、過重労働が指摘され一部では「ブラック企業」と誹る声も出ているようですが、社員やアルバイトなど働き手の確保に難儀していることも、業績不振の一因ではないかと伝えられています。

デフレ経済の先頭を引っ張る旗手として元気のあった企業、ワタミや牛丼のすき屋などの業績低迷が、日本経済の底上げのバロメーターになっているような気もします。

高級品を取り扱う百貨店や宝飾チェーン、高級レストランがインバウンド効果もあって、賑わいを取り戻しているのと正反対の光景ですから…。

経営の踊り場を迎え、役員交代などの改善策を次々執っているワタミですが、果たして業績のV字回復がなるのか、これにも注目しています。

 



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