事業再生の現場から

債権回収…その極意とは!?

お早うございます。

台風18号の接近で、外は強い雨が降っています。

今日は一日中強い雨の予報ですから、無理して出掛けず、溜まっている整理仕事をやっつけてしまおうか、そんなことを考えています。

 

さて仕事のことですが、昨日ちょっとした相談を受けました。

飲食店を経営するM氏は、新業態の店舗を出店すべく、政策金融公庫および民間金融機関からの資金調達について、私に相談してくれています。(再生系以外の相談も受けているんです)

店舗は既に抑えており、ただ今内装工事の打ち合わせ中ということで、10月初旬には新規開業する予定とのこと。

店舗の設備投資や什器備品の準備、立ち上げスタッフの人件費等「開業資金」として凡そ1,000万円が必要だと、算盤を弾いているところです。

そのうち官民の金融機関から800万円を調達、手許資金(自己資金)は200万円を新規事業に投資する予定と聞いていましたが、昨日ミーティングをしたところ「実は予算が300万円ほどオーバーしそうなんです。少し余計に借入申込みしても大丈夫でしょうか?」と、真剣な表情で相談してくるM氏。

「事業計画とか将来収益シュミレーションを全部組み替えるとなると、実態にそぐわないバラ色計画になっちゃいそうだね…、手許資金から多少出して、内装業者とかには一部分割支払とかできないかな?」と私。

更に聞いて行くと、300万円くらいのポケットマネーが無いことはないのだけれど、半年ほど前、新規出店を計画する際、事業パートナーと信頼していた知人に300万円を預けてしまい、そちらの計画がとん挫した経緯の中で、預けたおカネが戻って来ないのだということ、それから「どうやってそのおカネを回収して行ったら良いか」ということもM氏の悩みのタネだということが分かりました。

「覚書」なる書類が、M氏と先方との間に交わされていて、それによると先方が経営する某社の株式の一部をM氏が買い取る契約になっていて、資本出資を機に業務提携を締結して事業パートナーになる、という至極当たり前の立派な内容になっています。株価の正式算定前に「取り敢えず」預け金として、300万円を払ってしまったM氏の脇の甘さは気になりますが… それは後の祭りですよね。

うーんっ、債権回収かぁ。

こっちが教えて貰いたいけど。

弁護士さんにでも相談するのが良いのか???

その極意は何処にあるのか???

 

 



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