事業再生の現場から

タマホーム上場

人気タレントを使った「ハッピーライフ、ハッピーホーム、タッマッホーム♪」のCMソングでお馴染みのタマホームが、3/27東証1部に上場するそうです。

売上が約1,600億円、積極的なCM活動でネームバリューのある同社がまだ上場していなかった事に不思議さを感じますが、“満を持して!”の株式市場への登場なのでしょうか。

真っ赤なイメージカラーと冒頭の“頭から離れない”CMソング、そして「坪25.8万円の家」というキャッチフレーズで、九州福岡創業の地から、あれよあれよと関西~首都圏を席巻する勢いで成長して来た、言ってみれば“ベンチャー企業”の成功パターンを歩んできているように思えます。

だって住宅業界の会社って、派手なCM始めると、途端に経営破綻してしまうという悪弊が続いてましたから…。

上場に伴う株式の売り出しで手にする資金は、主に手当が薄かった関東地区への出店費用に充てるんだそうですが、既に関東地区でローコスト住宅の提供で先行する「飯田(一・はじめ)建設グループ」との競合が注目されますね。

住宅販売業者の競合は、消費者にとっては「低価格&高品質」の住宅提供を受けるチャンスが増える事になり、メリットがあると思いますが、一方で住宅建設を支える下請業者にとっては「価格競争」を一層求められる懸念もあって、住宅メーカーさんの競合を素直に喜べない面があります。

弊社のお客様の中にも、住宅関連業界で仕事をされている方も居て、それぞれ特長を伸ばしながら難局の舵取りをしていますが、今以上に競争が激しくなる事に不安を感じている経営者が大半です。

ただ「変化はチャンス」で、誰にでもチャレンジする機会はあるのですから、その変化を見逃さないよう、更には諦めずに常に先の事に手を打って行く姿勢が大事です。

住宅産業は「クレーム産業」と言われるくらい消費者からは厳しい目に晒されています。

ネットによる情報発信力が増した今、住宅メーカーを巡って“毀誉褒貶”の話題が尽きる事はありません。

“CMをやってる有名企業だから”と言っても、消費者の目は厳しいのです。

やはり基本は「購入した価格以上の満足感」を持って頂ける商品(住宅)を提供して行き続ける、と云うことに尽きるのだと思います。

まぁ他社、しかも上場するような大手企業さんの事は別にして、まず弊社取引先企業の生き残り策を着実に進めて行く、私はこれだけ考えていれば良いのでしょうね。

余計な事をダベってしまいました(笑)

タマホームさん、頑張ってね。

CMにいっぱいお金を使って、景気アップに貢献してね♪ ハッピーライフ、ハッピーホーム…。



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