事業再生の現場から

1億人の「あれっ?」

日本中の期待を背負って宇宙に飛び出す筈だった「イプシロン・ロケット」の打ち上げが延期となり、生中継で発射の成否を見守っていた多くの人達から“肩すかし”を喰らったかような「嘆声」が放映されていました。

「じゅう、きゅう、はち…、ごぉー、よんっ、さんっ、にーっ、いちっ……あれっ?」

「練習なの?」「飛ばんのかいっ?」「……。」

「がくっ」とずっこけた人達が多かったと思います。期待が大きかっただけに。

“夏休みの記念&集大成”のため、わざわざ打ち上げ現場の鹿児島県肝付町に出掛けた親子連れやマニアの皆様。

夏休み最後の大イベントとして“真昼の打ち上げショー”を楽しみにしていた子供達は、さぞかしがっかりしたことでしょう。

原因は「機体の異常を知らせる電気信号がコンピューター(PC)に伝わった」と言う事みたいですが、幸い機体には全く損傷がないそうです。

“不幸中の幸い”とでも言うべきでしょうか、JAXAは再度機体や通信設備を点検した後、早ければ今週末にも再度打ち上げにチャレンジするそうです。

実際には発射19秒前に異常信号を感知したシステムが自動制御で機体発射を止めたようですが、何せ初めての事ですし機体自体の損傷を免れたのですから、昨日の「あれっ?」は壮大な練習だったことにして、是非次回は打ち上げを成功させて貰いたいと思います。

技術立国「ニッポン」と世界に誇れる国になるためにも、関係者の更なる努力に期待したいです。

 

 



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