事業再生の現場から

中華思想②

先日ブログを読んで頂いている方から「村上さんは中国嫌いだね」と声を掛けて頂きました。

ブログを読んで頂いて有り難うございますm(_ _)m

でも私は決して中国が嫌いな訳じゃありません。

日本にようやく稲作が伝わった弥生時代には、既に国家や統治という概念が現れ、車輪を着けた車を駆った国同士が本格的に戦っていたという古代中国の文化度の高さや為政者の高尚な志操は、寧ろ私の憧れとする処です。

 

例えば「三国志」に登場する「諸葛孔明」という人物がいます。

滅亡した後漢王朝を再興することで正義を立てようとした蜀の劉備の最高幕僚(軍師)で、偉大な政治家でもあったとされています。(この点は宮城谷先生の「三国志」より吉川先生の作品を推したいと思います、孔明は有能・清廉であって欲しいとする私の個人的な想いからです(笑))

孔明が活躍したのは今から1,800年も前の事ですが、その諸葛孔明にしてから憧れていた先人がいるのです。

斉の宰相・管仲と燕の将軍・楽毅の二人です。

楽毅は弱国斉を富国強兵政策で、春秋時代列強の最強国に導いた指導者。

朋友・鮑叔との友情は「管鮑の交わり」として有名です。

また楽毅は以前も「隗より始めよ」で書きましたが、その強国斉を滅亡寸前まで追い込んだ名将と言われています。

戦国時代以前の古代中国では、為政者はイコール軍司令官でもあり、最高権力者であり続けるためには軍事でも成功(武勲)を収める必要があったようです。

古代中国には、綺羅星の如く「人財」が豊富です。「群雄割拠」を彩る人物が多数輩出されています。

 

そんな有能な故人たちの言動を知るたびに「あぁ、中国ってホントに素晴らしい国だな」と思うんですよ、私は。

ですから、私は中国が嫌いな訳ではありません。

そこんとこヨロシク、みたいな。

 



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