事業再生の現場から

事業承継の変遷

お早うございます。

朝から灼熱のような日差し…

こう毎日続くと体力も少しずつ削がれて行くのでしょうか、段々と食欲も薄れて行くような気がします。今日あたりは夕立に来て貰いたいものです。

今朝の日経新聞に出ていましたが、2010年代に入り、中小企業で親族が事業を承継する割合が60%まで低下しているそうです。

1990年代に同様の調査を行った時には、中小企業の凡そ80%が親族に経営権を引き継いでいたそうですが、現在では、親族以外の第三者、いわゆる「他人様」がオーナーチェンジの形を取って「経営権」を引き継ぐ割合が、4割くらいまで上昇しているという事です。

要因としては色々考えられると思いますが、一番の原因は「後継者不足」と言うことになるでしょう。

実際、私達が様々な業種の経営者に話を伺う時「後継者が居ないんだ」と言う声は、結構耳にするキーワードになっています。

「家(家業)は長男(子)が継ぐもの」という考え方が廃れ、身軽でリスクの少ないサラリーマンが気楽…ではありますから、技術伝承や経営環境の厳しさが予想される中小企業の事業引き受けに慎重になる若者の気持ちも良く分かります。

 

一方で、やる気のある経営者にとっては「後継者の居ない」優良企業や事業を自社に取り込む大きなチャンスが巡って来ているとも言えます。

出資や業務提携さらには企業買収等の方法で、事業規模を一気に拡大することも可能です。

ダイナミックな投資&経営判断が、自社の飛躍に役立つ、そんな時代が到来したのかも知れませんね。

 

 



コメント

  1. 山田の案山子 より:

    そうですね、私自身もそう感じています。
    是非良い出会いがあれば良いのですが。
    その為に流動性を高めています。

    • 村上 浩 より:

      山田の案山子様

      コメント有り難うございます。
      一方で「何かビジネス拡大に繋がるような案件はないか?」と真剣に考えている投資家や事業家がいらっしゃるのも事実です。
      私どももそんな案件でお役に立ちたいと思っています!(^^)!

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