事業再生の現場から

赤字でも企業は倒産しない!?

お早うございます。

今日も「酷暑」になりそうな勢いです(ToT)

車を降りて用事を済ませ、また車に乗る瞬間が堪りません!!

汗ふきようにハンカチでは用が足りず、今日はタオルを持参しました(笑)

一年で一番暑い時期を乗り切るには、もう少し我慢が必要だと思いますが、せめて最高気温が体温を超えるような日はもう今日で終わりになって欲しい…、そんな妄想を抱いております。

 

今日は宇都宮からのスタートですが、午前中にお会いする社長さんはユニークな方です。

この方は叩き上げの技術者出身の経営者なのですが、今は製造現場に入ることは無く、専ら会社にやって来る社外の営業マンを捕まえては、諸々の情報を仕入れ、自らの肥やしにするのを得意としている社長さんです。

この社長さんのモットー&口癖が、「会社は赤字じゃぁ倒産しないから!!」なんです。

確かに企業倒産は、破産や会社更生法(民事再生法)の申請、手形等不渡による銀行取引停止処分を持って「倒産」になるのだから、赤字の累積や債務超過の進行を理由にして、企業が倒産になる訳ではありません。

赤字の累積を嫌って、自ら「決着を着ける」決断をするケースが多いので、赤字=倒産の概念が拡がっているのだと思われるのですが、社長さんの仰るように「赤字で企業は倒産しない」のは真実なのです。

反対に「黒字でも企業は倒産する」こともあります。

要は「資金繰りの問題」なのです。

企業が赤字でも、不足した資金を外部から調達できれば、企業は資金不足とならないので、倒産という選択をする必要がなくなる訳です。

この社長さんは、誰に教えて貰ったのか、私が顔を出すと必ずと言っていいくらい、この話を持ち出して来ます。

外部からの資金調達と言えば、「借入金」や「出資」、または「買掛金」「未払金」などの商事債務が考えられます。

「銀行だけが資金調達窓口ではないんだよ」と社長。

強かな(したたか)なこの社長さんの経営する会社は、間もなく創業30年を迎えます。

「俺はゴキブリより生命力が強いんだよ」笑いながらこう話す社長さんのような事業家の言動が、多くの中小企業経営者を救うのに役立つヒントを教えてくれるのかも知れません。

今日も少し期待して行ってきます!!

 

 

 



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