事業再生の現場から

35年ぶりの再会

お早うございます。

今週も月曜日から雨になりましたが、週末も含めて良く降る雨ですね…

今月に入って第二週目以降の週末は、ずーーーーーっと雨模様…

行きたい山にも行けず(>_<)

本来ならこの時期…日光白根山では「シラネアオイ」が可憐な花を咲かせている頃…

梅雨とは言え、週末になると恨めし気に空を見上げる日々が続いています…

 

山登りほど心身ともにリフレッシュできるものではありませんが、先週、都内で35年ぶりに学生時代の旧友と食事をして来ました。

毎年の年賀状では「今年こそは呑もうぜ」と言い合いつつ、なかなか実現できなかった会食でしたが、相手が第二の職場に移ったのを機に「この日は都内泊の予定なんだ」と連絡し、卒業以来の再会となった次第です。

やや遅れてお店に着いた私を心配して入口まで迎えに出てくれた旧友S氏は、髪型こそ変わったものの、ほぼ学生時代の面影そのまま。

「S戸!」

「おぉーっ、村上!」と、直ぐ35年前の呼び名に…

 

北海道出身の彼は、大学卒業後、地元を本店とする北海道拓殖銀行に就職。

拓銀は不良債権問題で経営破綻し、彼は事業の一部を引き継いだ信託銀行に身を寄せつつ、10数年後に銀行屋さんを退職、今は都内の某有名私立中高の事務次長をしていると言う。

勤務先が「経営破綻」した事では、私も同じような境遇にあったのだが、辛抱できたSと違って「跳ねっ返り」の私は我慢できずに転職するに至った経緯を、彼は拓銀時代の仕事や転籍後の処遇、家族の事、この35年の間にあった事を丁寧に教えてくれる…

「そういえば、俺はお前にエライ借りがあったんだよな…」とS氏が言う。

聞けば学部 3年時の外書講読(ドイツ語)という卒業するのに必須単位の授業がS氏と同じ先生で、テキストとなったドイツ語の経済学書(資本論ではないです)の翻訳に、冬休みいっぱい時間が掛かった事を思い出しました。

後にも先にも、あれだけの時間、私が机に向かっていた事はありません(笑)

その大切な翻訳結果を、いとも簡単にS氏に提供した事があったんだそうです。(彼によると)

 

「そうかぁ、確かにあん時は部屋に缶詰で勉強したっけなぁ。それじゃあ、俺はお前にすんごい貸しがあるって事で良いよな(笑)」と私。

「いやぁY川(先生)の外書講読では助かったけど、俺がお前に頼んだF井の写真をピンボケにした責任がある(笑)」と彼。

当時、経済学部では希少だった美形女子大生F井が私と同じゼミに所属していた事から、ゼミ合宿でのスナップを私が頼まれたらしいのだが、夏休み明けにSに渡したのがエラいピンボケした写真で、怪獣ピグ〇ンに似ているとSが嘆いていた事件…

「あれは傑作だったな、今なら盗撮でアウトだぜ(笑)」

「俺は期待してたんだぜ、それがピグ〇ンだもんなぁ」

学生時代柔道部に所属していた彼は、女子に対しては気の弱いナイスガイなのだ。

 

久し振りに「お前」と呼ばれて、なんかこそばゆいような…気持ちよく酔っ払った夜でした。

歳を取ったと言うことでしょう。

 

 

 

 

 



コメント

※コメントは承認制となっております。承認されるまで表示されませんのでご了承ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です