事業再生の現場から

暁建設の経営破綻、その後も…

お早うございます。

二日続いた雨模様の天気が一転、今朝は早々にピーカン晴天。

今日は、関東でも随所で夏日(25℃以上)が予想される程の好天になるようです。

これから「なにぶんお手柔らかにお願いします_(._.)_」と、お天道様にお願いしながらのお出かけになります(笑)

 

1か月くらい前(3/30付)で、埼玉県戸田市で建設業で営んでいた「暁(あかつき)建設」について、このブログで紹介させていただきましたが、その後も同社の「経営破綻」を巡って、関係者、中には工事代金を支払っていたにも関わらず「工事途中」或いは「未着工」で被害に遭ったという方の話が表沙汰になる等、その余波が続いているようです。

楽待「不動産投資新聞」編集部という不動産投資家に向けた情報を掲載するコラムで4/23付紹介されている記事では、「暁建設の破綻で 3,200万円が消えた…更地と借金だけが残ったオーナーの怒り」という事例が紹介されています。

投資家(オーナー)は、都内の建築条件付土地を購入した際、建築請負業者であった暁建設の言われるまま「着工金」を支払ったが、いつまで経っても建築工事が始まらず、その不手際を糺している途上で業者が「経営破綻」に陥り、自己資金と借入金を合わせて 3,200万円の損失が確定したという記事でした。

 

最近ではこの手の話は聞こえて来なくなりましたが、10年くらい前までは「着手金を支払ったが建築を請け負った業者が(建築)途中で倒産して困った」「被害に遭った」という類の話は、良く耳に入って来ていました。

宇都宮市周辺でも一時期活躍していた「ウィルホーム」が資金繰り破綻したのも2015年の年末でしたし、その頃は資金繰りに困ったビルダー(建築業者)が請負金額を大きく値引きしたうえで、過剰な「着手金」を工事発注前に施主から回収するという、言わば「禁じ手」が横行していた時代だったと思います。

 

今回の暁建設の事例は、事業として投資用不動産を建築しようとする投資家に関する事案であり、前述のような住宅建築に伴う消費者の被害と同列には扱えないのかも知れませんが、それにしてもこの被害者の話は、このような前払金先取り事案が「氷山の一角」であろうと、容易に想像が着く事例だと思います。

他にも「着工時に全額もしくは50%の工事代金をお支払いいただければ、建築代金総額を20%お安くしますよ」と営業マンにお薦めされたら、どうでしょう?

中には「喜んで!!」と、勇んでおカネを支払ってしまう人が居ても不思議ではありませんよね。

 

私だったら、そんな業者には仕事をお願いする事はありませんが…

 

 

 



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