事業再生の現場から

スカイマークの破綻

お早うございます。

今朝も日本列島は寒気に包まれているようです、寒いです(ToT)

お寒い話といえば、昨日夕方突然のニュース!?

経営再建を目指して、大手航空会社との提携を目指していたとされる「スカイマーク航空」が、突然の民事再生法申請を行ったというニュースが飛び込んで来たのです。

航空燃料費の高騰や大手やLCCとの競合等で苦しい経営が続き、エアバス社から新規購入案件解除を巡って、巨額の賠償請求と求められていると伝えられていた同社でしたが、昨日の株価(スカイマーク社・終値)は 317円もしていました。

同社の再建策として、大手の日本航空やANAとの共同運航も模索され、観測記事が出るたびに株価も反応していたようですが、さすがに「民再法申請」ということで、同社株は「監理ポスト」入りになると思われます。

今日はストップ安でしょうね…

かつては上場企業の倒産劇となると、監理ポストに入ってから「マネーゲーム」対象となり、お祭状態となることも珍しいことではありませんでした。

某地銀が経営破綻して上場廃止となる前に、やはり「監理ポスト」入りし、1円単位の株価騰落に乗って大儲けした投資家が、ビルから大金の雨を降らせたことなどもありました。

それは余談としても、近い所では「日本航空」が民主党政権下で会社更生法を申請し、京セラの稲盛氏を招聘して再生に成功した事例があります。

政治的な思惑もあって、今でも日航の再生は「あれで良かったのかどうか」意見の分かれる処だそうですが、利用者の観点から見れば、あの結果は「合格点」なんだと思います。

さて、スカイマーク社ですが、気になるのは、スポンサー企業に何処がなるのか、と言う点です。

国内大手はあまり関心が無いようです。

さて、さて…。

 



コメント

※コメントは承認制となっております。承認されるまで表示されませんのでご了承ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です