事業再生の現場から

中国考

お早うございます。

外は曇り空、今日は関東地区でも一部で雪か雨の予報。

週末の首都圏の足に影響がないと良いですけど…。

最近の日本は、中国関連のニュースが「流れない日が無い」くらい、その影響力を受けています。

尖閣諸島を巡る領土問題や北朝鮮核開発抑止を巡る安全保障問題、経済成長に伴う大気汚染(一部は日本にも影響が及んでいます)等の環境問題、日本製品ボイコットや税関検査強化、元安誘導の経済問題等々、数え上げればキリが無い、と言っても過言では無いと思います。

人口13億人を擁する潜在的内需の魅力、世界の工場を自認する労働力等魅力ある国ではあると思いますが、一方で、政治が“独裁”と言っても良い体制なので、私自身は、何かと隣国や世界と“悶着を起こす”困った国であるとの印象を持っています。

中国は共産党支配が続く「共産主義」国家ですが、政治的には「共産主義」であっても経済的には「極端な資本主義」体制になっているようです。

共産主義ですから、本来は「計画経済」体制の下、収入を国家が管理し人民に広く恩恵(分配利益)を施す事を目指しているのだと思いますが、現実的には「改革・解放」政策で、富める者は“億ション”を買って“フェラーリ”を乗り回し、その傍ら、貧しい多数の人々は明日の希望も無いその日暮らしを続けているのだとか。

しかも共産党幹部や人民解放軍関係者の利権は子弟に引き継がれる。

共産主義どころか“世襲主義”の「封建制度」により近い社会になっている様相が伝わって来ますよね。

共産党幹部や軍関係者が「王侯貴族」で、本来主権を持つべき“人民”が「奴隷」…。

こんな体制が、いつまでも続くものなのでしょうか?

聞けば、正確にその数値は把握されていないようですが、中国全土で民衆によるデモや抗議行動は年間300件以上も起きているのだとか。

毎日全国の何処かで、民衆と警察関係者の睨み合いが続いているなんて。 これって何処の国にもあることなのでしょうかねぇ?

今やGDPで世界第二位、米国債保有高も世界一の規模で、堂々たる大国の一員となった中国ですが、足元は相当“お寒い”状況になっているのかも知れませんね。



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