事業再生の現場から

嬉しい知らせ(個人保証の解除)

先日、GW明けで間もない頃でしたが、嬉しい知らせが飛び込んで来ました。

「住宅ローンに息子の連帯保証を付けてしまったけど、弁護士に頼んでも埒が明かない。何か良い方法は無いかな?」と、知人を通じて紹介があって知り合ったA社の元専務さん。

A社は10数社に及ぶグループ企業を有した有力企業で売上も数十億円規模あり、メイン銀行が仕切った再生スキームに金融機関各行が乗っかった形で「金融支援=債権放棄」を行ない、現在「再生途上」にあるとの事。

中小企業と言うには規模が大きく、私の認識では「中堅企業」と言っても良いクラスの企業さんです。

なぜ「とのこと」と回りくどい言い方をするのかと言いますと、A社の再生は地元銀行主導の下、権威ある「コンサル会社」と有力「弁護士事務所」が絡んだ案件で、私共は“セカンドオピニオン”を求められたものの、直接的にA社の再生に絡んだ訳ではないからです。

ただ「権威ある&有力(名)な」司令塔の下、新体制で始まった再生会社の業績は順調だという事のようですが(元専務談)、連帯保証人として膨大な債務を背負った個人(元役員)の債務整理がうまく纏まらないだとか…。

弁護士の先生は「破産=免責で良いでしょ」との事のようですが、この元専務のケースのように、自分が法的に破産してしまうと連帯保証人たる息子さんにも「破産」が視野に入って来てしまい、そうする事については“イロイロ”と不都合があるそうなのです。

元専務のケースは、次のようなものでした。

債務者=元専務(66才)、保証人=妻(62才)&長男(31才)&亡兄 借入残 4,000万円(住宅ローン) 担保=自宅(評価は2,000万円程度)

もちろん返済原資となるA社からの役員報酬は止まっており、元専務は現在無職・無収入で奥様も同様。

長男はA社グループ企業の社員として働いていますが、年収は400万円程度で、とてもこの借金を引き継いで家屋敷を守って行けるものだとは思われません。

前述、弁護士先生のおっしゃるような「措置」が一番妥当かと思われました。

ところが、元専務から出た言葉に…。

「弁護士は簡単に息子に破産しろって言うけど、親の責任で息子を巻き込む事はどうしてもできないんだ。実は息子には同棲してる彼女が居て私も家内も“早く結婚して孫を見せてくれる”のを待っているんだが、私達夫婦が保証人にしちゃったもんだから彼女にも内緒で悩んでいるようだ。それで結婚の踏ん切りも着かないって…。」

「何か良い方法は無いでしょうか?」と奥様も追い詰められた表情で私を見つめる…。

あれっ、すみません。

また長くなっちゃいました…。(この手のパターンはいつも纏まりがなくて申し訳ありません)

続きは明日…。

 



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