事業再生の現場から

誰にも相談できない…

過日のこと。

比較的取引歴の浅いクライアントの社長さんと一緒にランチをしていた際のお話です。

「リンクスさん、今忙しいでしょ。円滑化法が切れて困っている会社も多いでしょうし、アベノミクスったって(経営的に)良いのは大手ばっかりでうちみたいな弱小会社では何のご利益もありゃしない。返って材料が騰がって大迷惑だもの…。」と社長さん。

「ところがそうでもないんですよ。うちは取引先からの紹介で今までやって来ているんですが、なかなか(業容が)拡がりません。宣伝がヘタなんですよね(笑)、結構お客さんからは「もっと早く知り合ってたら…」と云うお話は頂戴するんですがね。申し訳ない事ですよ。」と私。

確かに田舎者の良い点でもあり悪い点でもあるのですが、うちは宣伝・広告がヘタと云うかマーケティングも真剣に考えた事が無い…。

顧問先には「明確な数値目標と具体策」を求め、具体策作りや実行手段や管理方法まで「ご指導」申し上げているのに、自分の会社には具体的な数値目標が無い…。(漠然とした概算数値は頭にありますがね)

こんな事まで書いちゃうと「言行不一致」と叱られちゃいそうですね(笑)

話が脱線してしまいましたが、その社長さんがボソッと仰った言葉「そうだね、村上さんは「ひとりで思い悩むことはない、気軽に相談して!」って前に言ってくれたけど、なかなかこの手の話は他人に相談できるモノじゃない。逆に隠したいもの、隠せるものだったら…」この言葉が気になって仕方ありません。

HPやセミナー・講演(たまにやります♪)等で弊社も「ひとりで思い悩まないで!! 是非当社に相談を!!」と言ってますが、実際に困っている立場のお客様(予備軍)は、私達のような(得体の知れない怪しげな?)コンサル会社に飛び込んでは来ません。

その辺りの認識の無さが「もう少し前に知り合いたかったねぇ…」で終わってしまう大きな要因なんだと思います。

「誰にも相談できない…」から

「思い切って話をして良かったよ♪」にする為には…。

この辺りの問題点に解決策を提案できる人居ませんかぁ?

ブラジルの人聞こえますかぁぁぁぁ!!

 

 

 



コメント

  1. 山田の案山子 より:

    この手の仕事は口コミでしょうから
    後はどれだけ沢山解決してきたか・・実績でしょうか
    以前の弁護士と似てるような気がします
    表舞台に立たない裏の仕事ですから
    宣伝したり集客したりせずに
    地道にしか道は開けないと思いますよ

    すみません 筋違いで

    それとも上場企業の会社更生でもやって一気に名を上げますか(笑い)

    • 村上 浩 より:

      山田の案山子様

       いつもいつも心温まるコメント有難うございます。
      嘆いたり腐ったりせず地道に続けるのが常道なのですね。
      心得違いをすることなく真摯な対応を心がけたいと思います。

※コメントは承認制となっております。承認されるまで表示されませんのでご了承ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です