事業再生の現場から

個人保証の運用が変わった?

お早うございます。

今日も宇都宮の事務所からスタートですが、外は雨上がりの曇り空が広がってます。

花粉が飛ばないのは、良いことです!(^^)!

 

私、昨日も地元を中心に取引先を回っていました。

弊社クライアントにメイン行の担当者(本部の融資管理部門)がお見えになって、最近の業況とかをヒアリングされるのに同席させて貰っていたのですが、雑談ついでに出たお話を少し紹介したいと思います。

個人の連帯保証に関係する話です。

 

「最近は、社長以外の第三者を連帯保証人にして融資をする事ができなくなっちゃったんですよ。個人事業でおカネを借りる場合なんて、保証人無でバンバン取り扱ってますから…」と担当者。

「個人事業の場合、社長(事業主)の奥さんも保証人に取らないの?」と私。

「それがダメだって言うんですよ。だから法人の場合、代表取締役の連帯保証だけっていうのが大半で、奥さんも連帯保証人に取るっていう行為自体が、今は殆ど無いと思いますよ」

「あっそうーっ、それじゃあ保証人の力を見て“貸す”って事自体がNGになっちゃった訳だぁ…」私が続けます。

「そうなんですよ、その一方で “貸出を増やせーっ!!” ですからねぇ、大変ですよ、現場は…」

「それに当局の覚え愛でたくありたいんで、最近やたら“事業再生はどうした?”とか言われちゃうんですよ。たぶん円滑化法が終わって1年経ち景気も底上げ気味で、うち(銀行)の体力も回復して来たから、引当金を積み増す算段をしているんだと思います。取引先の“見極め”準備も言われそうですから…」

これを聞いただけでは、連帯保証の運用が変わったのが借り手にとって、吉なのか凶なのか判断に迷う処です。

ただ、金融機関の業績が上がると「次に向けた」準備が始まります。

「次」と云うのは、もちろん「融資先の選別」の事です。



コメント

※コメントは承認制となっております。承認されるまで表示されませんのでご了承ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です